第１０６話 ページ14
いちごはお礼にデザート作る。作ったのは野菜を使ったケーキ。
「わぁ！ケーキだ！」
「・・・・ケーキ豚のケーキ」
「豚じゃないから！」
ボソッと言ったつもりだろうがいちごの耳には届いていた。これぞ地獄耳。
「豚なんて言っちゃいけないんだ。ねっ、いちごお姉さん、Aお姉さん」
「お姉さん？どこがだよっ！」
「・・・・どうぞ、召し上がれ」
ケーキを口にしたアメリと一太の顔が固まった。
「え、まずかった・・・」
「これホウレンソウ入ってるだろ！」
「にんじんも！」
「な、なんでわかったの！」
「ホウレンソウは口の中でガジガジするからすぐにわかった！」
「にんじんのにおいもすごい・・・」
「えっ！ほんとに！！」
アメリのお母さんも食べたが全然に気にならないようだ。
Aも一口食べてみる。
あぁ、なるほど・・・。
と、キャンピングカーについている電話が鳴る。
「はい、・・・え、迷子？」
それに驚く三人。
そうだった、私たち迷子なんだっけ。
「おじゃましました」
「ご飯いただいちゃってありがとうございます」
「カレーうまかったよ、おばさん」
「ありがとう、気を付けて帰るのよ」
「「「はーい」」」
「また遊びに来てねー」
「うん、絶対行くよっ！またなー」
アメリたちに案内され、サーカスの外に出るAたち。そして無事に夢月に帰ってきた。外にはスイーツ王子の姿が。
「お前何やってたんだよ」
「携帯も通じないし、心配したよ。Aちゃん、いちごちゃん」
サーカスであったことを話Aたち。いちごは悩んでいる様子だ。
「Aちゃん！」
「おぉ、どうしたのいちご！」
翌日の夕方、制服姿のいちごがAの部屋に突撃した。
「お願いがあるの！」
「お、おう」
話を聞くと、にんじん嫌いのアメリとホウレンソウ嫌いのためのケーキを作ったいちご、結果はとてもよく、大成功。しかし、アメリがもうすぐここを離れてしまうことを聞いたいちごは今度の日曜日にまた進化したケーキを作るから手伝ってほしいとのこと。AはそれにＯＫを出し、ケーキ作りへ。Aはいちごと安堂を一緒にケーキ作り、樫野と花房はデコレーション作りだ。
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あーみんみん(プロフ) - すごく面白くていつも楽しみながら読んでいます。これからも更新頑張ってください！もし可能なら名前変更を出来るようにして欲しいです。お願いします。 (2017年9月17日 0時) (
レス) id: e62c20677b (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - この作品とても好んで読まさせてもらってます！夢パティの占いツクール見たかったのですがなかなか無くてやっとこの作品に出会いました！更新これからも頑張ってください！お願いします！ (2017年9月16日 1時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tOuka | 作成日時：2017年9月10日 12時
