GWだから本気を出さないボーダー隊員【ワールドトリガー】クロスオーバーです！

本気を出さないボーダー隊員と遊真と祓魔師　４ ページ17

「なーんてな。よくあるパターンでしょ、こんなの」

「助かったよ、A先輩。ありがとう」

「いいえー。私たちも騒ぎ起こしちゃ不味いし」

「そうなの？」

「・・・・・そうなんです(三雲くーん。言ってなかったんかーい)」


　ここに来る前にいろいろ遊真に注意とか言ってくれるかなーって思ってたんだけどなぁ・・・。


「あ、あの〜・・・」

「あぁ、ケガはない？」

「あぁ！助けてくれてサンキュー！！俺、奥村燐！」

「空閑遊真」

「AAです」


　とお互いに自己紹介する。すると奥村くんが「二人はここの学生？」と首を傾げる。


「違うよ。メフィスト・フェレスって人に呼ばれたんだ」

「あのピエロ野郎にか？」

「(ピエロ野郎って・・・)」

「ピエロ？」

「なんだお前、ピエロ知らねぇのか？」

「前に陽太郎とテレビで見た気がするような・・・」


　ふむ、と過去の記憶を思い出そうとする遊真。


「メフィストに呼ばれたってことはお前たち祓魔師なのか？」

「(祓魔師・・・？)」

「違うよ。俺たちはボーダー隊員だ」

「ボーダー隊員って・・・、テレビとかでやってるあの変な機械みたいな奴と戦ってる奴らのことか！？」


　すげぇー！と目をキラキラさせる奥村くんに「いやいやそれほどでも」と遊真ドヤ顔をする。おい。


「私たち、学園長に呼ばれて学園まで行くところだったの」

「そうか！なら、助けてもらったお詫びに俺が案内してやる！」

「え、いや私たちバスで「早速行くぞ！」「おー」・・・、って聞いちゃいない」


　バスで行くはずが、のんびりと徒歩で行くことになるとは・・・。はぁ。

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