本気を出さないボーダー隊員【ワールドトリガー】 番外編 ２

番外編　リクエスト（二宮隊とわちゃわちゃ）　４ ページ4

「くそぅ、二宮隊モテ組じゃん」
「二人的にはどうよ。辻ちゃん」
「犬飼先輩、なにいってるんですか」
「いーじゃん」
「そうですね・・・・・」


　じーっと辻くんを見る。と、顔をそむける。顔が赤くなるオプション付きで。


「一般的にはクール系でかっこいいけど、女子が苦手で赤くなるギャップがモテると思いますよ」
「なるほど。で、Aちゃんは？」
「面白い」
「・・・・・・」


　はぁ、っとため息をつく辻くん。すまんね。


「二宮さんはどんな感じ？」
「そうですね・・・」


　とその時、タイミングよく隊室のドアが開く。そこにいたのは丁度話題に上がった二宮さんだ。


「お疲れ様です。二宮さん」
「お邪魔してます」
「・・・・・あぁ」


　二宮隊勢ぞろいだ。顔面偏差値すげぇことになってる。


「二宮さんは告白とかよくあるんですか？」
「(ひぃ！い、犬飼先輩っ！！！)」
「・・・・急になんだ」


　ですよね！犬飼先輩やめましょう！その話！！でも気になる。


「そんなことを聞いてどうする」
「(いや、ほんとそれですよね)」
「えぇー、いいじゃないですか。Aちゃんも気になるよね？」
「え゛っ・・・・」


　じーっとみられている全員から。主に犬飼先輩から。こ、こいつ・・・・。


「き、・・・・気になります(すみませんごめんなさいすみません)」
「・・・・・はぁ」
「で、どうなんですか？」
「知らん」
「(知らんって・・・・)」


　自分のことなのでは？と思ったが言わないでおこう。その方が安全だ。

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