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任務終わりにコンビニ寄ったら。
「あ」
「あ」
白髪の少年がいた。
「はいどうぞ」
「これはどうもありがとうございます」
と私は先ほど買ったAおすすめアイスを遊真に渡す。
バッタリと会ったのは玉狛第二の空閑遊真だ。なにをしてるのか聞いたら暇していたらしい。ほぅ・・・。
「任務は？」
「今日は非番だった」
「いいなー」
「Aは？」
「さっきまで任務だった。今日はもう上がり」
「そうか、お疲れ」
「ありがとう」
遊真美味しそうにアイスを食べる。どうやら気にってくれたみたいだ。
「今日でもう三が日終わりだな〜」
「三が日ってなんだ？」
「１日からの三日間のことだよ。私はお正月＝三が日だと思っている」
実際にはちゃんと調べないとわからないけど・・・。
「遊真はお正月どうだった？」
「楽しかったよ。玉狛のみんなとオセチ食べたり、ジンジャに行ってお参りしたり、林藤さんからオトシダマっていうのももらったよ」
「(すごいお正月満喫してる・・・)」
するとどこからか「お前もな」と聞こえた気がした。よし、気のせいだ。
「楽しそうでなにより・・・・」
「Aはどうだったの？」
「うーん、・・・・楽しかったのか？」
大晦日で生駒隊と年明けしたり、A級３人組と初詣に行ったり・・・。他の日は親戚の挨拶周りや、母の買い物に付き合ったりしてたな。それ以外はゲームに励んでた。そう考えると楽しかったかもしれない。
「・・・・」
「？どうしたんだ」
「あ、いや・・・・」
黙った私を不思議に思ったのか、遊真が聞く。私は思ったことを言葉にする。
「なんだか、・・・今まで私目立たず行動してからかもしれないけどあんまりボーダーに友達いなくて。・・・でも今は誰かしら隣にいてさ。前の私だったらそんなことなかったなーって」
「・・・俺もそうだよ」
「え？」
「こっちの世界に来て、修に会って千佳にあって、迅さんに会って玉狛のみんなや本部のみんなに会って毎日が楽しいよ」
「・・・そっか」
理由はどうあれ、遊真の周りは楽しいらしい。
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作者名：tOuka | 作成日時：2019年12月17日 22時
