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弐拾陸話 ページ28

「そうなんですか」
「えぇ、だから最近旅のお客さんもめっきり減っちゃって」
「・・・・そう、見たいですね」
「ウチは昼に営業しているからいいんだけど。夜営業しているところとか、お客さんが入らなくて困ってるみたいよ」
「ほぅ」


 今いるのは里にある甘味屋だ。団子上手い。そこの女将さんに村の様子を聞くと、なんでも夜に若い女の子が行方不明になっているとか。やべぇじゃん。そのおかげで夜営業している飲み屋ではお客さんが来ないんだとか。なぜ?と思ったら女将さん曰く、ここの村長さんが「夜には出歩かず、自分の子供を守るべし!」とみんなに行ったらしい。


「いい村長さんですね」
「あっはは。一番ビビってるんだよ。この前も「自分の娘がいつ行方不明になるか分からない!!心配だぁ!!」って騒いでたからね」
「へぇ」
「あんたも気を付けなね」
「はーい」


 ごちそうさまでした。とお金を払い、その村長さんの元へ行く。場所は女将さんに聞いたので行けそうだ。









「ようこそいらっしゃいませ!鬼狩り様!!」
「は、はい・・・・」
「早く、早く鬼をやっつけてください!!そして私の娘を守ってください!!お願いいたします!!」
「・・・・・」


 甘味屋の女将さんから村長さんのお宅を聞き。来てみれば半泣きでお願いされた。おぉ、引く。


「私の娘はこの村一番の美人でして」
「ほぅほぅ」
「そして頭もよく、この村一番の頭脳を持っており」
「ほぅ」
「そして・・・」


 長々と続く「この村一番」の娘自慢を聞くこと数十分。


「そんな華麗な娘になにかあると不安で不安で夜も眠れないくらいに」
「そ、そうですか・・・・・」
「はい!なので早く鬼を倒してください!!お願いいたします!!!」
「は、はい・・・」


 つ、疲れた・・・・。森の中歩いてるときと同じくらい疲れた。娘大好きなの充分伝わったし、鬼が怖いのも伝わったから。途中勘弁してくださいと思いながら「そうですか」「へぇー」「なるほど」としか言ってなかったような気がする。気づいてほしかった。私の表情筋が死んでいたことに。気づかないほど娘自慢されている私の気持ちに。







tOuka:柱キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!かっこよかった。
  猛烈にプロメアとポケモンの夢小説書きたい。ネタが・・・・。

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もっさ(プロフ) - 鬼滅の刃のコラボも最高ですし、カラスの名前がやみさん!やみさん好きです!いいですね!(←語彙力どこいった?)更新頑張ってください! (2019年10月22日 18時) (レス) id: 487c093ca1 (このIDを非表示/違反報告)
tOuka(プロフ) - 黒猫(`・∀・´)kさん» ありがとうございます!!更新遅くなりますがこれからも読んで貰えたら嬉しいです!! (2019年10月20日 21時) (レス) id: 227fd54672 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(`・∀・´)k(プロフ) - (´;ω;`)ワートリと鬼滅の刃のコラボ最高です!更新待ってます!! (2019年7月24日 22時) (レス) id: 15d4e33948 (このIDを非表示/違反報告)
tOuka(プロフ) - あいうえおさん» 教えてくれてありがとうございます!! (2019年7月22日 23時) (レス) id: 227fd54672 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 参話のところです。言葉が足りなくてすみません。 (2019年7月19日 21時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tOuka | 作成日時:2019年6月14日 8時

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