No.３２ ページ34
翌日、私は鬼道とともに豪炎寺が入院している病室に来ていた。
「怪我の具合はどうなんだ？」
「思ったより酷くはない。だが、アジア予選での復帰は難しそうだ」
「・・・・そうか」
「・・・・・・・」
「お前の妹はさぞかし心配しただろうな」
病室にある棚の上には木戸川清修のユニフォームを着た豪炎寺と豪炎寺の妹、夕香ちゃんがならんで映っている写真がある。
「・・・・望月、少し席をはずしてくれないか？」
「え、・・・・わかった」
何か飲み物買ってくるけどいるか聞いたら二人共いらないと、私がおごるなんて貴重な経験逃したな二人共。
病室を出て、自販機に行き飲み物を買う。
仲間外れですかそーですか。あれだろ？どうせ二人で韓国戦の“違和感”とやら話しているのだろう。まっ、別にいいけど。
「豪炎寺が離脱かぁ、痛いなー・・・・」
おそらく、今のところイナズマ・ジャパンの中で世界に通用するのは豪炎寺だけだ。その豪炎寺がいないのは。どーしてこうなってしまったのか。
まぁそれは仕方ない。どこの世界でも勝負事は自分が思ったようにうまくいかない事の方が多いのだ。それを前もって知っているだけまだマシだと思うことにした。
「でもだからって、話に参加させてもらえないのは・・・・」
腹立つ。・・・・よし、こっちはこっちで探ってみようじゃないか！！
「ふっふっふ〜、謎はこの名探偵Aちゃんが華麗に解決してやろう」
「・・・・えっと」
「見てろよ鬼道っ！！」
「・・・・・あの、望月さん？」
「・・・・・いつからいたの？坂野上くん」
「その・・・、ふっふっふ〜というところから」
あ、これ終わったな。あれだ、黒歴史にのる奴だ。
私は坂野上くんの肩をガシッとつかむ。そのとき「ひぃっ！」と聞こえたのは気のせいだ。
「なにも見てないわよね？」
「え・・・っと」
「見てないわよね」
「あの、・・・」
「見てないよね？見てなかったでしょ？そうでしょ？ん？」
「あ、はい！見てません！何もっ！！」
最早これは脅迫に近いのかもしれない。すまねぇ、坂野上くん。でも、こうでもしないと私の心が・・・！
「それで坂野上くんはどうしたの？豪炎寺のお見舞い？」
「あ、はい！円堂さんたちと来ました！それで鬼道さんが望月さんはここにいるので呼んできてくれと」
「そう、戻ろっか」
「はい！」
眩しい笑顔でうなづく坂野上くんはキラキラしている。わ〜、すごい。罪悪感でいっぱいだ。
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マナ - tOukaさん» 作者さんイナズマイレブンはご存知でしょうか？？ (2021年6月4日 21時) (
レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
猫宮 - はろーtOukaさん！猫宮です！画面の前でニコニコ(ニヤニヤ)してる猫宮です。弟に監督みたいって言われた。0.000001%も似てないのに。 (2019年10月14日 15時) (レス) id: 0864a9a45d (このIDを非表示/違反報告)
tOuka(プロフ) - 瑠月さん» ありがとうございます！ヒロトの絡み自分で書いてても楽しいので書きながら私も楽しんでいます！続き頑張ります！！ (2018年11月10日 23時) (レス) id: 6dc7259d10 (このIDを非表示/違反報告)
瑠月 - いつも楽しく拝見させて頂いています。色々な選手との絡みがあって、とても楽しいです。個人的にはヒロトとの会話が好きです！続き楽しみにしています！ (2018年11月10日 22時) (レス) id: ce16cbc207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tOuka | 作成日時：2018年9月4日 13時
