転転生！3【僕のヒーローアカデミア】 (ページ8)

今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:35,700 hit

17-3 ページ8

「というのも、先日話したプロヒーローからのドラフト指名に関係してくる。指名が本格化してくるのは経験を積み、即戦力として判断される２～３年から。つまり、今回一年のお前らに来た指名は将来性に対する興味に近い。卒業までに興味が削がれたら、一方的にキャンセルなんてよくある」
「大人は勝手だ」

　と言って机を叩く峰田。

「頂いた指名がそのまま自身へのハードルになるんですね？」
「そう。で、その集計結果がこうだ」

　相澤がリモコンをポチッと押すと、黒板に数字が映し出される。

望月 4976
轟 4123
鬼道 4050
爆豪 3556
常闇 360
飯田 301
上鳴 272
八百万 108
切島 68
麗日 20
瀬呂 14

「例年はもっとばらけるんだが、４人に注目がかたった」
「だぁー！白黒ついた」
「見る目ないよね、プロ！」
「２位轟、３位鬼道、４位爆豪って」
「体育祭の順位逆転してんじゃん」
「表彰台で拘束されたやつとか、ビビって呼べないって」
「ビビってんじゃねぇよプロがっ！！」
「流石ですわ、轟さん」
「ほとんど親の話題ありきだろ」
「わぁー！指名来てる！！わぁー！」
「・・・・・」
「緑谷、ないな！あんな無茶な戦い方すっから怖がれたんだ」
「う～ん・・・・」

　生徒たちが各々の感想を述べる。

「この結果を踏まえ指名の有無を関係なく、いわゆる職場体験ってのに行ってもらう」
「職場体験？」

　プロの活動を実際に体験してより実りある訓練をしようということだ。といことでヒーロー名をつけるとのことだ。

「まぁ、仮ではあるが適当なもんは・・・」
「つけたら地獄を見ちゃうよ！」
「「おぉ！！」」

　ガラッとドアを開けて入って来たのは18きんヒーロー、ミッドナイトだ。

「学生時代につけたヒーロー名が世にリンチされ、そのままプロ名になってる人多いからね」
「「「「「ミッドナイト！」」」」」
「ま、そういうことだ。そのへんのセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。俺はそういうのできん。将来自分がどうなるのか、名をつけることでイメージが固まりそこに近づいていける。それが名は体を表すってことだ。“オールマイト”とかな」

　生徒たちは配られたフリップボードに自分が考えたヒーロー名を書いていく。