転転生！3【僕のヒーローアカデミア】 (ページ47)

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結果、八百万の作戦は上手くいった。黒い布を覆い、相澤先生を近づけさせ、カタパルトに乗せた八百万オリジナルの武器を飛ばそうとしたが、発射時にミス。そこをAが相澤先生に攻撃されないようフォロー。(と言っても刀を振り回しただけ、もちろん当たらなかった)そしてカタパルトから発射された、ロープに向かって轟が炎を向ける。するとかく乱したロープはあっという間に相澤先生をとらえた。八百万バージョンのロープ、それはニチノール合金、加熱によって瞬時にもとの形に復元する形状記憶合金だ。八百万が相澤先生の手にカフスをかけ、試験終了。八百万の作戦をほめる相澤先生、轟、A。

「言った通りホント、時間さえありゃ、だな。ありがとな」

　轟の感謝の言葉に、口に手をあて、涙を流す八百万。轟は八百万の後ろにいるので涙を流していることに気づいていない。

「どうした？気持ち悪いのか？」
「な、なんでもありませんわ！」
「吐き気には足の甲のツボを」
「なんでもありませんから！」
「大丈夫だから、轟くん！ね！！」
「お、おぅ・・・・」

　隣にいたAは八百万の肩を抱き、頭を撫でる。

「自分の気持ち言えたじゃん！えらいぞ！さすが百！よく頑張ったね！！」
「Aさん・・・！」

　バッと八百万はAを抱きしめる。

「お疲れ様。ありがとう私たちに勝利を導いてくれて、ヒーロー」
「はい・・・・・・！」