転転生！3【僕のヒーローアカデミア】 (ページ28)

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20-1　保須事件終了ページ28

保須市、市街のあちこちから炎の黒煙が上がった一夜明け、私はマーキュリーさんと共に保須市の病院にいた。

「こちら保須警察署署長の面構犬嗣(つらがまえけんじ)さんよ」
「面構だ。よろしくワン」
「ル、ルミナスです！よろしくお願いします！(い、犬？ワン？！)」

　面構署長はヒーロー殺しの件と今回の敵逮捕の件を話してくれた。
　ヒーロー殺しは雄英生徒により、火傷と骨折で重傷。警察の監視の元、治療中。そして突如現れた四人の敵は住所戸籍不明の男たちとのこと。署長は「いくらヒーロー(ジュピター)の個性使用許可がでても、君には“資格”がないワン」とのことで世に私の活躍は公表しないことになった。まぁ、私は別に活躍したいからヒーローになりたい、というわけではないので「わかりました」と答える。

「大人の事情で申し訳ないワン」
「いえ、それがこの世界のルールなので」
「だが、個人的には敵の逮捕協力、民間の避難誘導、多くのヒーロー活動、心から感謝するワン。ありがとう」
「い、いえ！まだまだ卵ですが、・・・・私だってヒーローなので」

　当たり前です。と答える。その後、ヒーロー殺し“ステイン”を倒した緑谷、飯田、轟くん、鬼道くんも私と同じような理由で世には公表されないことを言って署長は病院を出た。

「さてと、私たちも事務所に戻りましょう」
「はい！・・・・っとその前に、・・・・」
「クラスの子たちでしょ。行ってきなさい、お見舞い」
「あ、ありがとうございます！」

　私はマーキュリーさんに頭を下げて、クラスメイトたちがいる病室に走った。