転転生！3【僕のヒーローアカデミア】 (ページ26)

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路地裏から通りに出れば、緑谷の職場体験先のヒーロー、グラントリノがおり、そこから何人かのヒーローたちが集まった。

「歩けるか？」
「支えて頂ければなんとか」
「君たちは？」
「俺は軽傷です」
「俺も大丈夫です。それより飯田が」
「三人共」

　ヒーローたちと話していると、鬼道たちの後ろに飯田がいる。

「僕のせいで傷を負わせた。・・・ほんとうにすまなかった。・・・怒りで、何も、見えなくなってしまった・・・」

　と頭を下げる飯田。

「僕もごめんね。君があそこまで思い詰めていたのに、全然見えてなかったんだ。・・・友達なのに」
「しっかりしてくれよ。・・・委員長だろ？」

　一件落着かと思ったその時。羽をもつ脳無が緑谷を連れ去る。

「な、緑谷！！」
「「緑谷／くん！！」」

　脳無には血が流れており、女のヒーローの頬につく。そしてその血をなめとり、脳無を動けなくし、斬りかかったのは、ステインだ。

「すべては、・・・正しき社会の為に」

　脳無がやられたその時、ナンバーツーヒーローエンデヴァーが現れた。

「なぜひと塊でつったっている。こっちに敵が逃げてきたはずだが・・・・(あの男は)」

　エンデヴァーの先には倒れた脳無と緑谷を押さえつけるステインの姿。

「・・・・エンデヴァー」
「ヒーロー殺しっ！」
「・・・・待て、轟！」

　グラントリノがエンデヴァーを止める。