転転生！3【僕のヒーローアカデミア】 (ページ17)

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コスチュームに着替え、仕事内容を聞く。日々のパトロールや、イベントに雑誌の撮影。そして日々の鍛錬などなど。ヒーローは復職が許可されており、ここプラネット事務所では主に雑誌のモデルや芸能活動が多い。例えば、ヴィーナスさんだと子供向けのテレビやアニメの声優、マーズさんはモデル。他の人もいろいろやってたな。

「さて！ルミナスちゃん！さっそくお仕事行っくよー！」
「え、もうですか？！」
「それじゃ、私は留守番してるわ。緊急事態があるといけないし」
「うんうん！じゃ、行ってきまーす！」
「えぇ！行くってどこにっ！？」
「パトロールよ。気を付けてね」
「はーい！」
「い、行ってきます！」

　ヴィーナスさんに連れられて街に出た。

「あ、ヴィーナスだ！」
「ヴィーナスのお姉ちゃん！」
「ヴィーナスさん！」
「きゃー！かわいいー！」
「やっほー！みんな！今日も元気かーい？」
「「「元気―！」」」

　ヴィーナスの掛け声に元気よく答える子供たち。子供に人気なヒーローだけある。

「お姉ちゃんだーれ？」
「きれいなかみー！」
「あ、俺知ってる！ユーエーの１番だった人！」
「え、お姉ちゃんユーエーの人っ！？すごーい！」
「すごーい！」
「あ、ありがとう！ってヴィーナスもなにちゃっかり交ざってるんですかっ！」
「さぁ！どんどん行こう！」
「えっ！！(まさかの無視っ！？)」

　その後も、街のパトロールをする中、度々声をかけられ元気よく返事やお話をするヴィーナスさん。

「街の人に好かれてますね」
「ほんとにっ！そうだったらうれしいなー！」

　わーいと喜ぶヴィーナスさん。なんだか、騎士団だったときことを思い出す。こうやって王貴界の街をパトロールしたり、任務先で出会った子供たちとお話したり、懐かしい。

「ルミナスちゃーん！来て―！」
「はーい」

　いつの間にか遠くにいるヴィーナスさんのもとへ走っていくとそこは、

「えぇ！どうなってんですかっ！？」
「お仕事だー！」

　敵が暴れているではないか。
　初日でいきなり敵と遭遇。マジか。