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しかし、いいリズムで発表がすすむなか、あの男がやってきた。
「爆殺王」
「そういうはやめたほうがいいわね」
キャーキャーいいながらノリノリでほめていたミッドナイトも真顔だ。爆殺王って・・・・、なんだその敵の親玉みたいな名前・・・・。
爆豪の次にお茶子の「ウラビティ」はオシャレでいい名前だと思った。
「ヒーロー名、思ったよりずっとスムーズに進んでるじゃない！残っているのは再考の爆豪くんと飯田くん望月さん、そして緑谷くんね」
どうしよう、最後に発表もなんかやだし、・・・・えー。
まだ自分の名前がこれっ！っていうのが中々・・・・。と、その時、飯田くんだ立ち上がる。
飯田くんのボードには「天哉」と名前だ。
「あなたも名前ね」
先ほどの轟くんも自分の名前だった。意外、こういうのもっと凝った名前つけると思った。
「望月さーん、緑谷くーん、できた？」
「え、−っと」
「あ、はい」
緑谷は教壇に立つ。緑谷はボードを出すとみんな驚いた。
「緑谷？」
「いいのか、それで？」
「一生呼ばれ続けるかもしんねーだぜ」
「うん。この呼び名今まで好きじゃなかった。けど、ある人に意味を変えられて、僕には結構な衝撃で、うれしかったんだ。・・・・・これが、僕のヒーロー名です！」
ボードには「デク」と書かれている。なんだか緑谷らしいと思った。
「はい、じゃあ次は望月さん」
「え！？」
「まだ思いつかない？」
「い、いや。そういうわけでは・・・・」
仕方ない、渋るほどの名前じゃないし、と思って前にでる。
「光ヒーロー、“ルミナス”」
「あら、それって希望ヒーロー“ホープ・ルミナス”から？」
「あ、はい。・・・・・私はあの人を超えるくらいヒーローになるために、この名前にしました」
「うん。あなたの個性にはあってるし、いいわね！」
「はい、ありがとうございます」
なんだか恥ずかしいが、ルミナスとしていつかあの人を超える気持ちが強まった気がする。
「爆殺卿」
「・・・・違う、そうじゃない」
あきれるミッドナイト。学習しねぇな。
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作者名：tOuka | 作成日時：2018年7月27日 11時
