21-1 職場体験開け ページ32
職場体験が明けいつもの日常に戻った中、いつも通りに学校に登校していた。そして靴箱でやつに会った。
「え、誰？」
「あぁん？」
目の前に見覚えがあるけど、絶対にしない髪型の奴がいた。でもそのヤンキーみたいな返しは・・・。
「もしやお主、・・・・爆豪？」
「チッ！！！みんなブスっ！！！」
「・・・・ブファっ！」
吹いて笑う私。仕方ない、だって、だって！！
「な、なにその八二！！！あっはっはっはっは！！！」
「笑うなっ！！！」
「あっはっはっはっは！！無理無理！！！ぜ、絶対クラスで笑われるって！！」
「だから笑うなっ！！！」
「あっはっはっはっは！！さ、さき教室行くね！！！」
と言ってさっさとその場を立ち去る。クラスに入った時のみんなのリアクションを見たいのだ。遠くから。
「おはよー」
「あ、A！おはよう！」
「おはよう、Aちゃん」
「はよ」
「おはよう、三奈、梅雨ちゃん、響香！」
「朝からなにかいいことあったのかしら？」
「ちょっとね！もう少しでくると思うよ」
と、その時。タイミングよく教室のドアが開く。はいって来たのはもちろん八二の爆豪だ。それを見た切島くんと瀬呂くん爆笑。
「「あっはっはっはっは！マジか！マジか爆豪！！」」
「笑うな！癖着いちまって洗ってもなおねぇんだ。おい笑うなぶっ殺すぞ」
「やってみろよ！八二坊や！」
「んだろゴラァ！！」
怒った爆豪、それと同時に髪型もいつも通りに戻った。
「「戻った！！」」
私はそれを見てクスクス笑いながら自分の席に着いた。鞄からペンケースなどを出しているとクラスメイトたちは自分たちの職場体験の話からヒーロー殺しの話になった。
あのあと、ニュースでは保須市に現れた敵とヒーロー殺しの話題ばかりだ。ヒーロー殺しのいうこともわかるところはある。だが、それで人を殺していい理由にはならない。なにがあってもだ。
「(どこの世界でも正義の組織ではいろいろあるのよねー、あっちもこっちも大変だわ)」
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作者名：tOuka | 作成日時：2018年7月27日 11時
