過去編 アスタとユノ出会い編 〜４〜 ページ50
「あ、神父さん、シスターさん」
「おぉ、おはようございます」
「おはようございます、ぐっすり眠れましたか？」
「おはようございます。えぇ、もうぐっすり！」
「それはよかったです！」
「おや、その荷物・・・もうお帰りになるんですか？」
「えぇ、寄るところもあるので」
「せめて朝ご飯はいかがですか？アスタとユノがお世話になったお礼に」
「いえ、そんな。昨日の夕食までごちそうになってしまったうえ、朝食まで」
「そんないいんですよ！」
「いや、あのー」
「神父様、騎士様も大切なご用事があるようですよ」
「むっ、そうだったのですかっ？！」
「え、あ、はい！」
シスターさん神かよっ！！！さすがシスター！！！わかってる！！！
「それじゃ、私は行きますね」
「また来てください！」
「お待ちしています！」
「はい！それじゃ、あ、彼らに伝えといてください」
「“上”で待ってます＿＿＿＿と」
教会を出て向かった先は魔神の頭蓋骨の上、初代魔法帝の銅像だ。
「おぉー、景色すごいですね」
頂上から見る景色は朝日に照らされた田舎風景だ。王都では考えられないな。
「この景色を守るために戦ったんですかね？あなたは」
と銅像を見上げる。
「今の魔法帝もしっかりやってますよ。まぁ魔法マニアで自由すぎなところがありますが」
現魔法帝のことを思い出して苦笑いをする。
「＿＿＿＿あなたが守ったこの風景。我々魔法騎士団が守ってみます」
銅像に一礼し、この場を去ろうとした時だった。
『異世界の人、名は＿＿＿？』
頭に響くその声にバッと振り返る。だが、そこには銅像以外なにもない。
「＿＿＿＿＿御門A、こちらではA・ノヴァクロノです。初代」
そう答えると心地いい風がふいた。まるで初代が答えているみたいだ。
「あ、そうそう。初代、素敵な出会いをありがとうございます。おかげで未来がとても楽しみになりました」
四葉の魔導書を持つ少年と魔力を持たない少年の“面白い”未来を。
そのころアスタとユノは・・・・・
(あれ？お姉さんは？！)
(もう帰ったわよー)
(なにー！！)
(もっと騎士団のお話聞きたかったなー)
(その騎士様からアスタとユノに伝言よ。“上”で待ってます。)
((っ！！))
(ユノ、絶対に魔法帝になるぞ)
(うん！！)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
†NANA†(プロフ) - ページ1で、「輝き」が「輝く」になっています。 (2019年9月3日 23時) (
レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
水上カレン(プロフ) - あの過去編 アスタとユノ出会い編 〜２〜 のアスタのセリフ魔法帝が魔法手になっていました (2018年5月13日 13時) (レス) id: 1ed597b6ce (このIDを非表示/違反報告)
つばさ - とーってもハマりました (2018年5月12日 11時) (レス) id: 98a9212de7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア(プロフ) - 誰かcssって何か教えてくださいませんか…？ (2018年5月3日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫のセナ(プロフ) - 主の受験番号がNo14では115番なのですが、No16では120番になってます。 (2018年5月3日 13時) (レス) id: e643fa53fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：tOuka | 作成日時：2018年4月13日 13時
