８ページ ページ26
その後も数々の試験が行われた。魔力試験、魔力操作試験、創造魔法試験、進化魔法試験。
「それでは次が、最後の試験だ。実戦形式で行う」
その試験にざわつく受験者。「戦いだ！」と立ちあがるフエゴレオン。
「二人一組になりその相手と戦え。魔導書を使って攻撃してよい。我々は戦闘が仕事だ。お前たちの力を存分に示せ！」
「どちらかが降参するか、戦闘不能になれば試験終了だ。回復魔法が使える魔導士が待機しているから」
「存分に戦うがいい！
フエゴレオンとウィリアムの説明が終わる。
「フエゴレオン様はお熱い方ですね」
「ふんっ、暑苦しいだけだ」
「あはははー(ウィリアムさんがフォローしているような・・・・)」
Aはフエゴレオンを見て苦笑いだ。そして会場に目をうつし、見たのはアスタだ。
「(今のところ、ただ叫んでいるだけの君はここで一発ドカンと力を発揮しないと入団は無理だぞー。頑張れアスタ！)」
そして始まる実戦形式試験、トップバッターはアスタとセッケだ。結果はすぐに出た。
セッケの青銅魔法の球体状の防御に魔力弾を放つことができる攻防の魔法。だが、アスタは魔導書から剣を出し、もの凄い速さで青銅ごとセッケをたたく。その一連の出来事に唖然とする全員(ユノ除く)。
「これは驚いたな」
アスタの勝利である。
「すごいですわね！団長、Aさん！」
「・・・・・・」
「あの魔導書・・・・」
「どうかしました？」
「え、あ、いや・・・・・」
「ざわざわうるせー！！！俺は魔法帝になるっつってんだ！文句あるかコラー！！！」
大きな声で騒ぐアスタ。お前が一番うるさい。
「あの少年の魔法は一体なんなのでしょう？」
「魔法、ではないな」
「え？でもあの素早さは高速系の魔法ではないのですか？」
「いやー、ただ単に足が速いだけでしょ」
「えぇ！？」
私の言葉に驚くエヴァ。私は知っている。アスタは魔力がない、なので魔法が使えないはずだけど、あの魔導書は一体なんなのだろうか・・・・。
アスタVS金髪の少年(セッケ)の戦いから次々に勝負が始まる。やはり見ものは貴族同士の戦い。平民でも面白いが、貴族は魔力が高く高度な魔法もちょくちょく出てくる。そして出てきたユノの番。対戦相手は有名な貴族ハプシャス家。だが、結果ユノの一撃で終了。お疲れ様でーす。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
†NANA†(プロフ) - ページ1で、「輝き」が「輝く」になっています。 (2019年9月3日 23時) (
レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
水上カレン(プロフ) - あの過去編 アスタとユノ出会い編 〜２〜 のアスタのセリフ魔法帝が魔法手になっていました (2018年5月13日 13時) (レス) id: 1ed597b6ce (このIDを非表示/違反報告)
つばさ - とーってもハマりました (2018年5月12日 11時) (レス) id: 98a9212de7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア(プロフ) - 誰かcssって何か教えてくださいませんか…？ (2018年5月3日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫のセナ(プロフ) - 主の受験番号がNo14では115番なのですが、No16では120番になってます。 (2018年5月3日 13時) (レス) id: e643fa53fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：tOuka | 作成日時：2018年4月13日 13時
