No１５ ページ16
「79番、紫苑の鯱」
「え・・・」
紫苑の鯱団はあまりいい噂は聞かず、脱団した者は犯罪やテロリストになっているものも多い。つまり、言っては難だがあまりいい団ではない。
「(い、いや！紫苑の鯱に入ったら地獄よ！で、でも私は貴族！！)・・・わかりました」
ハンナはすぐにその場を去った。
「紫苑の鯱か」
「あまりいい団ではないが、魔法騎士団に入れただけでもいいだろ」
周りの反応は冷めていた。そして次々に呼ばれエヴァの番になった。
「113番」
「はい・・・」
「あー、あの子か」
「メイ家の令嬢にやられたやつだろ」
「でもあの時新しい魔法覚えたってよ」
「あー、あれはすごかったな」
「でも結局あの令嬢が勝ったもんな」
エヴァは先ほどのエミリアとの戦いで敗れたが、びくびくした様子はない。
「(エミリア様には勝てなかった。・・・でも、ここで諦めるわけには行かない。今回はダメだったとしても来年がんばろう！)」
自分に諦めるなと言ってくれた彼女に憧れを持ち、来年にまた受けると心の中に誓うエヴァ。
「113番、碧の野薔薇団」
「・・・え」
エヴァは顔を上げ、団長たちを見る。碧の野薔薇団団長が手を挙げている。そのことに周りがざわつく。
「おい、碧の野薔薇団だぞ」
「よかったなー、あの子！」
「最後の魔法すごかったもんな」
エヴァは自分に手が挙がったことが信じられなかった。そして涙を流す。
「ありがとう、・・・ございます」
一方エミリアの方はというと。エミリアの傍にいたハンナは驚いていた。
「うそ、ありえない！」
「・・・・・」
「エ、エミリア？」
「・・・・・・」
エミリアは泣くエヴァを黙って睨む。
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†NANA†(プロフ) - ページ1で、「輝き」が「輝く」になっています。 (2019年9月3日 23時) (
レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
水上カレン(プロフ) - あの過去編 アスタとユノ出会い編 〜２〜 のアスタのセリフ魔法帝が魔法手になっていました (2018年5月13日 13時) (レス) id: 1ed597b6ce (このIDを非表示/違反報告)
つばさ - とーってもハマりました (2018年5月12日 11時) (レス) id: 98a9212de7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア(プロフ) - 誰かcssって何か教えてくださいませんか…？ (2018年5月3日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫のセナ(プロフ) - 主の受験番号がNo14では115番なのですが、No16では120番になってます。 (2018年5月3日 13時) (レス) id: e643fa53fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tOuka | 作成日時：2018年4月13日 13時
