薄紫色のリストバンド２ (ページ1)

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貴方『あ～～！！久しぶりだなぁ！』

久しぶりの宮城に背伸びする

新幹線で疲れたっていうのもあるけど

私は今、仙台市体育館の前にいる

今日は、春高宮城県予選決勝の日

皆は私の予想通り決勝まで残ってくれた

体育館の中に入ると、久しぶりの景色に胸が踊った

コート内には烏野はいるが白鳥沢のメンバーはまだ居なかった

モブ１「あれ！？A先輩！？」

モブ２「お久しぶりです！！」

貴方『久しぶり～、元気にしてた？』

モブ「はい！！学校は大丈夫なんですか？？」

私は皆に挨拶しながら１番前まで行った

貴方『土曜だから大丈夫よ

まぁ、部活は休んできちゃったけどね』

私はコート内にいる烏野に目を向けた

烏野は強い

合宿で見てきた烏野は本当に強くなった

でも、きっと負けてなよ

私が信じた仲間は強い

私は手首にはめてるリストバンド撫でる

ワァァァァア!!

一際大きな声援が聞こえると

ドアが開き白鳥沢のメンバーが入ってくる

貴方『さぁ！！皆声上げて応援するよ！！』

久々のメンバーに少し目が潤みそうになった

それを堪えて、私は思いっきり息を吸って叫ぶ

貴方『白鳥沢(しーらとりざわ)！！』

さぁ、試合の開始だ