もしもラウールが彼氏だったら ページ39
You side
ラウ「ちょっとトイレ行ってくるから待ってて」
そう言われ、スマホをいじりなから彼氏を待っていると、
「お姉さん、今1人？」
知らない男2人組に話しかけられる。ナンパか、なんて思いながら無視していると
「え〜、無視はひどくなぁい？」
「でも俺こーゆー子も好きだわ」
なんて言ってる。
「ご飯だけでもいいから行こーよー、ね？」
なんて言いながら肩を組まれる
『やめてください』
そう言って1歩後ろに下がる。
「お姉さん、結構慣れてる感じ？」
「ますます俺のタイプじゃーん」
そういいながら近づいてくる。後ろは壁。逃げ場がなくなって困った。どうしようかと悩んでいたら、グイっと腰を抱かれ、引っ張られる。
ラウ「この子、俺のなんでやめてください」
『…あっ、らう、』
「なんだよ、彼氏持ちかよ」
「残念だわ」
そういって、男たちはどっかに行った。
ラウ「遅くなってごめん」
『ううん。私こそ迷惑かけてごめん』
しょぼん、そんな言葉がぴったりな表情をしている彼氏。
ラウ「…ちょっと、嫉妬しちゃった。…俺のAちゃんなのにって。」
ラウ「距離近いし、肩組んでるし、」
嫉妬してる感満載の顔をしている。
ラウ「………ごめん、俺、重いよね」
『んふ、ううん。そんな風に思ってくれて嬉しい』
ラウ「…ほんと？」
『うん。だって、それだけ私のことを大切に思ってくれてるんでしょ？うれしい』
ラウ「……………っはーーーー。ほんと、Aちゃんってずるい。」
私を抱きしめながらそんなことを言っている。
ラウ「ねぇ、こっち向いて？」
『………ん？………っんん…ちょ、ちょっと』
マスク越しにキスされる。
ラウ「今はこれだけ。続きはあとで、ね？」
マスクを上にあげ、熱が集まっている顔を隠す。
そして、耳元で、
ラウ「俺が年下だからって、油断しないでね」
なんて言われる。
『…っっっ』
真っ赤になった顔を隠すようにラウの胸元に顔を埋めた。
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作者名：さくさくピーマン | 作成日時：2022年9月23日 18時
