ファッ!!?? ページ15
『…んにゃァ…此処は…保健室…?』
なんだよ、んにゃァって。自分で言っといてなんだ?
まぁそれはいいとして、誰かがここまで運んでくれたのかなぁ…?起き上がろうとした時、膝付近に重みを感じた。
『えっ…何?って…』
そこには、綾真が寝ていた。スヤスヤと、グッスリ寝ている。疲れていたのかなぁ…いや、それよりも前に、ここに運んでくれたのってもしかして綾真!?!?
『ファッ…!!??』
驚いて、少し大きめの声を出してしまった。
綾真「ん…もう朝…?」
『ビクッ!!』
もしかして…寝ぼけてる?確かめようと、綾真の前に手を出してみると
ギュッ…
『!!!???』
綾真「ん…あったかい…フフ…」
何、綾真って寝ぼけてる時こんなにカワイイの!?!?
あんな毒舌、ドS、カリフラワー(関係ない)が!?!?!?!?
綾真「…って…Aか…?」
『あ、うん!そうだよ!もう起きちゃった』
綾真「……俺寝てた?」
『私が起きた時は寝ぼけてた』
綾真「えっ嘘だろ!?」
『あ、うん。…何か可愛かったよ〜?綾真』
綾真「っ…!!!」
あ、赤くなってる。…何でだろ?
綾真「可愛かった…か…じゃあこれなら?」
綾真は、私のすぐ近くまで寄ってきて、上目遣いを使ってきた。
綾真「A…可愛いよ、その照れた顔」
『んなっ…!!』
いつもより甘い声で、優しく、私の耳元でいった。
『耳…弱いから今後此処で話すな!!』
二やっと笑っていた。うん、それでこそ本当の綾真だ。
綾真「可愛かったなんて言うから…俺相応のお仕置きw」
『ッ〜〜〜!』
してやられた。…うぅ…だが待てよ?さっき私は綾真のことを下僕にしたじゃないか!!
『あれ〜?お嬢様にお仕置きなんてしてもいいのかな〜?下僕♪』
綾真「…鼻血出して倒れたくせに、覚えてんのかよ…」
苦い虫を噛み潰したような顔をして綾真は言った。
凄く嫌そう、だけどさっき何でも言うことを聞くということを言ったからこうなったんだ!!
ふっふっふっ、ざまぁみろ!!!
綾真「あれ?お嬢様そんなに元気なら1人で教室まで帰れますよね?いやー困ったなぁもしも駄目だったらお姫様抱っこして帰ろうと思ったのに…チラッ」
『にゃっ…!!』
おおおおお姫様抱っこ!?!?何それオイシイの?
頭の思考回路が一時中断している。ヤバイ、こ、こういう時は元気じゃないって言えばいいのかな…?
『全然元気じゃない』
綾真「あ、そ、じゃあ仕方ねぇな」
ヒョイっと持ち上げられた。
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霜月かおもじ(プロフ) - みずきさん» まなみぃぃぃぃぃ (2017年7月30日 10時) (レス) id: 7f3c190530 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - まなみぃぃぃ (2017年7月30日 10時) (レス) id: 02d03d7d5d (このIDを非表示/違反報告)
霜月かおもじ(プロフ) - みずきさん» はんにゃ (2017年7月24日 23時) (レス) id: 7f3c190530 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - なんてよむの?なんとか若 (2017年7月24日 23時) (レス) id: 02d03d7d5d (このIDを非表示/違反報告)
霜月かおもじ(プロフ) - 雷雲ガーダさん» はい、恐らく死亡フラグ的なのは立ちますけどね (2017年7月24日 18時) (レス) id: 7f3c190530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霜月かおもじ | 作者ホームページ:http://blog.livedoor.jp/kaomozi0115/
作成日時:2017年4月22日 0時