episode112 ページ18
｢──ということで、あれから三日たち謹慎期間が終わり無事に復活を果たしたミカエルくん。挨拶どうぞ｣
ﾐｶ｢クソほど迷惑かけて申し訳ありませんでした！！｣
｢はい、それではミカエルも加わったわけだし、今後のことを説明したいと思います。｣
昨晩のひとらん先輩の言葉を受け、今日の朝一番にグルッペン総統のもとへ向かって事実確認や今回のことについての説明をしてもらった。
ひとらん先輩が言っていたこととさして変わらぬ内容だったが、深夜遅くにロボロ先輩が掴んだ新しい情報によると、貿易相手だった国と前回の戦争の相手国…アスラ国とラリア国の二カ国間の動きが活発になっているとの事で。
gr｢詳しいことはまだ分からん。裏付けになる確証もまだ掴めてはいない。だが、これは黒だ｣
心底楽しそうに顔をゆがめて笑ったグルッペン総統は、確かにそう言った。
｢みんな知ってるの思うけど、アスラ国と我々国間の貿易がストップした。今後は“もしもの有事の際”に備えて、現在保有武器数の確認をして例の開発中の武器の量産化に集中して。あとはミカエル、君を中心にした数人にはある物を作って欲しい｣
ﾐｶ｢わかりました。人選はこっちで決めていいですよね師匠｣
｢もちろん、任せたよミカエル｣
ｽﾞ｢ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれお前ら｣
｢どうしたのズール？｣
ｽﾞ｢その……“師匠”って一体どう言うことだ？｣
今後についての説明をしている最中にミカエルが言葉を発すると、どよっ、と部屋に集まった技術兵たちにどよめきが起こった。そして、慌てて戸惑ったように私とミカエルの間に入ってきたズールの言葉によって、私はデジャブを感じて固まった。
そうだ、ズールたち技術兵にはミカエルと和解したことしか伝えていない。この『師匠』呼びについて全然説明してなかった。
ﾐｶ｢師匠は師匠だよ。俺が三日前に決めた｣
ｽﾞ｢……ぶっ、ハッハッハッ！そうか、お前が決めたのか！ひはっ、そうかそうか…｣
｢……これ絶対に他の幹部の方にも言及されそうだな｣
ｽﾞ｢質問される前に皆に説明してやれよ｣
キッパリと言い切ったミカエルに笑いが起きると、技術兵ちはミカエルを囲ってもみくしゃに頭を撫で回していた。それを少し離れたところで笑ってみていると、ズールにそんなことを言われた。
ｽﾞ｢俺と師匠…ミカエルの親父さんの真似してんだろうな｣
｢ふふ、可愛いねミカエル｣
ｽﾞ｢アイツもまだまだ子供だからなぁ…｣
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蛇狐(プロフ) - すみれいんさん» そう言っていただけて嬉しいです！まだまだ彼らの辿り着くべき未来への道のりは途方もなく長いものですが、最後まで見守っていただけたら幸いです(*^^*) (2021年3月9日 23時) (
レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 蛇狐さん» 126話では心がキュゥってなりました。そうだよね、そうやんねって身を捩りながら一緒に喜びました！ (2021年3月5日 19時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - すみれいんさん» ありがとうございます！無邪気に喜ぶtnを意識したのでそう言っていただき私もニッコリしました^^* (2021年3月5日 3時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - tnが嬉しそうでこちらもにっこりしてしまいます。ありがとうございます！ (2021年3月2日 22時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - にら。さん» ありがとうございます！今のところTwitter垢はここで公開するつもりは無いのです…気が向いたらIDを出すかもしれませんが、もし夢垢があるのならば回覧板が回ってくるかもしれませんのでもしご縁がありましたらその時にでもよろしくお願いします。 (2020年12月29日 16時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年12月11日 16時
