episode51 ページ4
si「うん、もう大丈夫だね。今日から普段通り生活できるよ」
「3日間ありがとうございました」
あれから時は過ぎ、ドクターストップが解除され、私は普段通りにすごすお許しを貰った。
まだ包帯や頬にはられた湿布類は取れないが、ベッド生活からの解放に思わず頬が緩む。
si「あ、そうそう。前に言っとった幹部補佐二人と港町に行く話し合ったやん？あれ今日言ってもらってええ？」
「はい、かまいません」
si「んじゃ患者服のままじゃ不自由でしょ。衛生兵の女の子のおさがりだけど、これ着て」
「え、いいんですか！？」
si「かまへんかまへん。ほら、多分あの二人もう部屋の外で待っとるから早く行ってやりぃ？」
「はい！」
ペ神さんは私の返事に軽く頷くと、部屋を出ていった。
ここに来るまでに車の中から見えた港町。活気ある街の様子やキラキラとした海を思い出し、心躍らせて私は患者服を脱ぎすてた。
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ｵﾌﾟ「初めまして、オスマン外交官の補佐官を務めさせていただています、オプロイテと申します。本日はよろしくお願いします」
紫「こんにちはAちゃん。君の噂は色々な人から聞いてるよ！私はエーミール参謀総長の補佐官をやってる紫です！よろしくね！」
「A・カラシニコフです。よろしくお願いします」
ペ神さんに渡された服を着て診療所を出ると、部屋の前に二人の女性が立っていた。
一人はブロンドの髪を緩く三つ編みに結び、綺麗な赤いイヤリングをキラリと輝かせた美しい女の人。もう一人は先程の女性より濃いブロンドを緩くウェーブさせた、紫色の瞳が綺麗な女の人。
性格は正反対。
この二人が今日一緒に付き合ってくれる補佐官だそうだ。
私たちは城から港町へ直行するというバスの後方に乗りこみ、今日の予定を立てる。
ｵﾌﾟ「さて、じゃあまずは……服や下着を見に行きましょうか」
紫「あ、服なら任せてください！おすすめのお店があるんですよ！」
ｵﾌﾟ「では紫さんにお任せしてもよろしいですか？」
紫「はい！任せてください！」
大人の落ち着いた雰囲気のオプロイテさんに、元気いっぱいの可愛らしい紫さん。
タミーラを見事二分割したような二人に私は自然と笑顔になった。
──ちょっと楽しみだな…なんて
窓の外から見える太陽の光をキラキラと浴びる青い海と、微かに香る潮の香りに、ドキドキと胸が高鳴った。
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蛇狐(プロフ) - #ゆー@金欠民族さん» ありがとうございます！自分のペースで頑張っていきます！ (2020年12月11日 16時) (
レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@金欠民族 - 後編決定おめでとうございます！！ばちくそにおもろいです！！ ゆっくり、ゆっくりでいいんで続き待ってます！！ これからも頑張ってください！！ (2020年12月10日 20時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - 妖々 梅雨里さん» 仕事の都合上、更新するペースはまちまちになってしまうと思いますが、頑張ります！ (2020年9月12日 21時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
妖々 梅雨里 - 更新ゆっくりと頑張ってくださいね〜無理をしたらちょっと……ね〜。 (2020年9月12日 12時) (レス) id: f5b2ce54f6 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - アズライト@pitterさん» ありがとうございます！これからもビシバシと物語を進めていきます！ (2020年8月20日 0時) (レス) id: a06b5d42fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年8月19日 8時
