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──授業当日──
ﾗｲﾑ「愛とは育てるもの。サキュバスは相手好みに姿を変えれるけれど、最も重要なのは相手をおとす、
「
ﾗｲﾑ「それは高学年」
胸元が大きく開いた破廉恥な服装の物凄く大人の女性の魅力を詰め込んだようなライム先生の言葉にキャーという声をあげる女子生徒たち。
そして、そんな様子をどこか達観したように眺める私。
『誘惑授業って……そういう事かぁッ』
ｸﾗﾗ「Aち！？」
ごちん、と机に額をぶつけながら項垂れる私の顔を隣に座っているクララちゃんが心配そうに覗き込んできた。
これは……危険は無いかもしれないが……中々私にとってはハードルの高い授業だ。
先に配られているスケジュール表に書かれた言葉にしがたい数々の授業内容に自然と熱が顔に集まる。昨日の彼らの反応が、ようやっと分かった。
ﾗｲﾑ「テキスト配るわよ〜……って、コ〜ラ！ダメって言ったでしょアナタたち。この授業は男子禁制よ〜」
ut「え」
ｶﾑｲ「え」
『ぶッ！？』
咎めるような先生の言葉に、顔に集まる熱を冷ましながらそちらへ目を向けると、なんとそこに居たのはウツ君。そしてチラチラと
いやなんで2人とも女装してるの！？
ut「男子！？どこ！？不潔だわ！！」
ｶﾑｲ「この秘密の花園にそんなケダモノが紛れ込んでいるなんて…全く許されませんわ！」
『嘘でしょ』
あんなバレバレの格好で未だ白を切り続けている2人に女子たちの冷たい視線が突き刺さる。ライム先生もライム先生で貼り付けたような笑みを浮かべると、彼ら2人の首根っこをつかみ、ペイッ、と廊下へ放り出した。
ﾗｲﾑ「さ、気を取り直してテキスト配るわよ〜」
ぱん、と手を叩くと先生は瞳の色を変えて私たち生徒を観察し始めた。どうやらライム先生は相手の魅力度を計ることが出来るようで、89%、70%、51%と生徒1人1人にあったテキストを配り始めた。
そして、遂に私の番。
ﾗｲﾑ「55%！まだまだ伸びしろがあるわね、テキストはB！過去最低の21%に比べれば全然──…」
なんとも言えない数字に苦笑しながらテキストを受け取ると、私の反応に気づいた先生が慰めるように私の頭を撫で、そして視線は隣のクララちゃんへ…
ﾗｲﾑ「にっ……2%…」
ボソリと微かに聞こえた先生の独り言に私は思わずクララちゃんを2度見してしまった。
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蛇狐(プロフ) - 椿さん» ご指摘ありがとうございます！予測変換で表記がおかしくなってしまったのかもしれないです。教えてくださりありがとうございます！ (2021年1月3日 19時) (
レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 悪魔周期じゃなくて悪周期じゃありませんでしたっけ (2021年1月3日 18時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - もえさん» ほんとだ！ご指摘ありがとうございます！！ (2021年1月3日 8時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 122の「たまに学校におる若い教師」がshaではなくrdになってます！(小声) (2021年1月1日 9時) (レス) id: 9b854a058e (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - sakuyo1122さん» 初めまして、コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月8日 1時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年8月13日 17時
