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tn「それはめちゃめちゃありがたいけど、やっぱりどうしたお前……いつもやったら、俺が俺がーっていくところを…」
なんだかとてーも気になることをウツ君が言っていた気がしたが、とりあえずシャオロン君の言葉に耳を傾ける。
sha「……ずっと考えとってん、“入学してから今まで、俺全然大したことできてへんな”って」
『……え？』
彼の口から飛出た弱気な言葉に思わず耳を疑った。今までに無いぐらいに真剣で、何かを悟ったそんな彼の表情にゴクリと唾を飲む。
sha「トントンみたいに優秀な使い魔は呼べへんし」
�邸�ﾌﾟｷﾞｰ？」
sha「飛行試験で勝てたのだってほとんどゾムのお陰や」
zm「いやホンマそれな」
sha「Aは何だかんだ全ての試験でオールマイティやし、それに俺はAみたいに有名な家系でもあらへん」
『え、』
sha「かといって、大先生ほど道化に走りたくない」
ut「オイ」
sha「それに、イルマはいつだって俺の遥か先を行く……」
淡々と述べられる彼の分析。シャオロン君もシャオロン君なりで色々思うところがあるのだろう。黙って彼の話を聞いていると、隣にいたウツ君がそろり、そろり、と後ろに下がっていった。
なんだ？と思い彼の方へ視線を向けようとすると、ガンッ！と強い音が響き、私はビクッと肩を震わしシャオロン君へ視線を戻した。
sha「正攻法じゃお前らより目立てへんのはや俺はッ！だから考えた、お前らに対抗するために！俺に出来ることは──」
そんな彼の言葉と共に開かれた大鍋の蓋。
『ひッ』
大鍋から現れたのは肉料理の残骸では無く……腹の底がゾワゾワと震える目玉のたくさんついた謎の黒い生き物で──
sha「俺に出来ることは、暴れ散らかして引っ掻き回すことやッ」
包丁をキラリと光らせ、赤子が泣き喚くような酷く怖いゲス顔で笑うシャオロン君は、そのまま謎の生き物が入った大鍋を勢いよく倒した。
tn「なっ……！？」
zm「なんだ！？」
大鍋が倒れる拍子に勢いよく飛び出してきたウゴウゴと動く気持ち悪い生物は、意志を持ってるかのような動きでウツ君の口めがけてドッと彼に襲いかかった。
zm「大先生！？」
tn「なんやこの料理…一体どんなアレンジ加えたんやシャオロン!?」
sha「さっきも言ったやろ…」
ニヤッ。
そんなゲスい笑いを浮かべながら、シャオロン君は指を三本立てて一つ一つ説明していく。
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蛇狐(プロフ) - 椿さん» ご指摘ありがとうございます！予測変換で表記がおかしくなってしまったのかもしれないです。教えてくださりありがとうございます！ (2021年1月3日 19時) (
レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 悪魔周期じゃなくて悪周期じゃありませんでしたっけ (2021年1月3日 18時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - もえさん» ほんとだ！ご指摘ありがとうございます！！ (2021年1月3日 8時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 122の「たまに学校におる若い教師」がshaではなくrdになってます！(小声) (2021年1月1日 9時) (レス) id: 9b854a058e (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - sakuyo1122さん» 初めまして、コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月8日 1時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年8月13日 17時
