101 rd ページ24
rd「……というか先輩、なんでそんな格好なんすか？」
ｶﾙ「入間の奴が召喚解除せずにどっかに行ってしまったんだ…」
rd「あっ…(察し)ご愁傷さまです」
ｶﾙ「お前は何でそんな格好なんだ？」
rd「疲労の溜まりすぎですね。飯かご主人の精気でも吸えば元通りなんですけど…」
そんな事を話して俺とカルエゴ先輩は近くで首を傾げ不思議そうに俺たちを見つめるトンへと視線を移す。
いっつもトントン君に引っ付いてるコイツが一人でふらふら歩いていることに疑問が募る。
ｶﾙ「おい、お前はここで一体何を……ん？」
暫し見つめ合い、埒が明かないと判断したのかカルエゴ先輩が口を開くと、それを遮るようにトンは身振り羽振り前足を動かして何かを伝えようと鳴き始めた。
�邸�ﾌﾟｷﾞｰ、ﾌﾟｷﾞｰ、ﾌﾟｷﾞ！」
あんたらも迷子？
とでも言っているのだろうか。なんだか同類に思われている気がする…
チラリ、と隣のカルエゴ先輩を見ると、悔しそうにキュッともふもふボディを縮めて顔を強ばらせていた。屈辱でも感じているのだろうか。
ｶﾙ「……おい、貴様の主人はどうした、何年何組のどいつだ？」
�邸�ﾌﾟｷﾞｰ！」
ﾌﾟｷﾞｰ、ﾌﾟｷﾞｰ、ﾌﾟｷﾞｰ、と目を閉じ鳴き続けるトン。なんでだろう、トンの考えていることが頭に浮かぶ。物凄い主人の自慢トークしてる。
そして最後に「ﾌﾟｷﾞ？」と、アンタらのご主人は？とでもいいたげな鳴き声を上げてトンはニコニコと笑顔を浮かべた。
カーッ、こりゃ俺も負けてらんねぇな。
rd「おー、いいよ。耳かっぽじってよく聞け？俺のご主人はな──」
ｶﾙ「だから何故張り合うッ！」
ポカッと頭を殴られ、俺はぷくぅと頬をふくらませた。そしてトンの隣に並び先輩に抗議の姿勢をとる。
rd「なんすか！じゃあはい、どうぞ！モフエゴ先輩のご主人様……ほら、入間の自慢トークしていいですよ！」
ｶﾙ「モフエゴ言うなッ！ええい知らん！！私はもう行くぞ！貴様らに構ってるヒマは──…」
そう言いかけたところで、鋭い何かが先輩の目の前にドスッ！と突き刺さった。
ｶﾑ「ゴハン見つけた。鳥の丸焼き」
現れたのは売店員であるバビルス教員。フードの中から除く鋭い光に思わずオシッコが漏れかけた。
運がいい事に彼の目にはカルエゴ先輩しか写っていない。ここは彼を囮に上手く逃げよう。
rd「トン、何を言わずに俺に着いてきて」
そう言ってトンの背中を軽く押していると…
rd「……あり？」
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蛇狐(プロフ) - 椿さん» ご指摘ありがとうございます！予測変換で表記がおかしくなってしまったのかもしれないです。教えてくださりありがとうございます！ (2021年1月3日 19時) (
レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 悪魔周期じゃなくて悪周期じゃありませんでしたっけ (2021年1月3日 18時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - もえさん» ほんとだ！ご指摘ありがとうございます！！ (2021年1月3日 8時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 122の「たまに学校におる若い教師」がshaではなくrdになってます！(小声) (2021年1月1日 9時) (レス) id: 9b854a058e (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - sakuyo1122さん» 初めまして、コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月8日 1時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年8月13日 17時
