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『ショッピ先輩にチーノ先輩！』
shp「こんにちはAさん」
ci「今どんな感じです？」
『それが──』
────
──
「「ぶーーーッッ！！」」
ci「だァーはっはっはっはっ！！」
shp「期待以上や……マジで踊ってる……」
キラキラと汗を流し華麗な(奇妙な)ステップでボールを躱しまくるウツ君。そんな彼を目にした先輩たちは文字通り地面を転がり回って涙を流しながら爆笑していた。
shp「大先生……スターだなんだのは煽りで言ってるだけのつもりやったけど………これはホンマに大物かもしれんぞ…」
プルプルと震えながら視線を戻したショッピ先輩につられて私もコートへ目を向ける。
ウツ君の動き……いや、パフォーマンスに目を輝かせ、腹を抱え、盛り上がる。
tn「ぶははは！大先生お前っ……！その無駄に洗練された無駄のない動きやめろォ！！」
zm「ヒャヒャヒャ！いや止めんな大先生もっかい！もっかいやってや今の動き！！」
sha「ちょ……ふふ、まって…笑いすぎて腹が………あっ、」
へろっ。シャオロン君の手からボールが零れ落ち、ウツ君の手へ。
sha「やべっ、」
「ついにボールが……大先生の手に！！」
小物。クズ。約立たず。
散々言われてきた彼だが、今この時は誰よりも輝いていて。
この処刑玉砲の主役は間違いなく彼だった。
ut「ふっ、僕が避け続けることで投げ疲れたお前がボロを出すことは分かっていたぜシャオロン…！」
sha「ブハッ！なんやあのドヤ顔」
『おお！流れが変わった！』
予想のつかない白熱した試合に興奮して声がうわずる。睨み合う彼らにドキドキと胸を躍らせていると、後ろから「あ、」という気の抜けた声が聞こえてきた。
ci「そういやショッピ君、」
shp「なんやチーノ今面白いとこ……」
何か思い出したかのようにニッカリと笑うチーノ先輩。何か言おうと口を開いたところでシャオロン君の声が彼の声を遮った。
sha「来いよ大先生…一騎打ちや！」
ut「諦めの悪い男だシャオロン。いいだろう…僕の“野心”とお前の“野心”──どちらが強いかハッキリさせようじゃないか！！」
ci「俺ら大先生に投げ方教えてなくね？」
shp「……あ、」
『え、』
「えいっ！」という掛け声とともに女投げでボールを投げるウツ君。へろへろと弱々しく飛んで行ったボールはパシっという音と共にシャオロン君の手へ吸い込まれていった。
ut「あっ」
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蛇狐(プロフ) - 椿さん» ご指摘ありがとうございます！予測変換で表記がおかしくなってしまったのかもしれないです。教えてくださりありがとうございます！ (2021年1月3日 19時) (
レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 悪魔周期じゃなくて悪周期じゃありませんでしたっけ (2021年1月3日 18時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - もえさん» ほんとだ！ご指摘ありがとうございます！！ (2021年1月3日 8時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 122の「たまに学校におる若い教師」がshaではなくrdになってます！(小声) (2021年1月1日 9時) (レス) id: 9b854a058e (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - sakuyo1122さん» 初めまして、コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月8日 1時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年8月13日 17時
