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sha「ッシャ！先攻！」
zm「どいつから殺す？」
先攻を制したのはAチーム。パシ、と景気のいい音をたてながらボールを意気揚々と握りしめるシャオロンと不敵に笑うゾムにタラリと冷や汗が溢れる。
事前に伝えた作戦通りに同じチームのヤツらにが持ち場に着いているのを確認すると、余裕の佇まいで謎のポーズを決める大先生が目についた。
あー、くっそ。ほんまについとらん。
sha「大先生は……後回しでええな」
zm「なんやあのポーズ…まあええわ、んじゃまずは……大物狙いといくか！」
そう言ってゾムの掌に現れたのは……手榴弾！？まさかゾムお前……
zm「援護するぜシャオロ──ン！」
tn「あっコラ！」
静止をかけるも間に合わず。激しい爆発とむせ返るような熱い爆風がBチームのコートを襲う。
tn「ボール以外に魔術使用不可言うてたやろ──！！」
zm「え、当てなきゃええんちゃうの？」
そんな呑気な脅威の声を聞き流しながら辺りを見回す。もくもくと周囲に広がった土煙で視界が悪い。あかん、これじゃ相手の動きが見えへん！
そう思った俺は陣形の崩れたBチームに声をはりあげ指示を飛ばす。
tn「Bチーム！陣形組み直せ！どっから玉くるかわからへんぞ！」
「トントン！上ッ……！！」
tn「え？」
背後から聞こえた焦ったような声に、ふと顔を上にあげた。すると、凄まじい早さで眼前に迫り来るボール。
sha「高得点いただき！！」
tn「しまっ……」
くそっ、ここまでか。
そう覚悟を決め腹を括ったところで、もぞり、と帽子が動いた。
そして、バチ、と嫌にハッキリと聞こえる痛々しい音にハッと息を飲んだ。
tn「トォォォォン！！」
ふよふよと力なく地面に落ちた我が相棒を抱き上げ、真っ赤に腫れ上がった頬っぺに「うっ」と心が痛む。
tn「お前……ッ、俺を…守ろうと…！？無茶しやがって……馬鹿野郎ッ！」
ぺし、とケツに何かが当てられた気がしたが、俺はウオオオとトンを抱きしめる。許さへん、許さへんぞ。
ﾌﾞﾙ「トントン、アウトー。ちなみにボンベも危険行為で外野行きだ」
zm「当ててへんのに…」
俺は帽子を深く被り直し、トンをいっちゃん安全なAの所に預けて、ズンズンと外野ポジに移動する。
そして、敵の連携ミスで零れたボールを手に取り、Aチームの奴らを睨みつける。
tn「よくも……俺の愛くるしいトンに傷をつけやがったな……外野から全員殺す…仇討ちや！！！」
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蛇狐(プロフ) - 椿さん» ご指摘ありがとうございます！予測変換で表記がおかしくなってしまったのかもしれないです。教えてくださりありがとうございます！ (2021年1月3日 19時) (
レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 悪魔周期じゃなくて悪周期じゃありませんでしたっけ (2021年1月3日 18時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - もえさん» ほんとだ！ご指摘ありがとうございます！！ (2021年1月3日 8時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 122の「たまに学校におる若い教師」がshaではなくrdになってます！(小声) (2021年1月1日 9時) (レス) id: 9b854a058e (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - sakuyo1122さん» 初めまして、コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月8日 1時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年8月13日 17時
