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shp「不眠症？」
「はい…そうなんです……横になっても全然寝付けなくて。助けてください我々師団さん…」
そう言って項垂れる目の前の依頼者である悪魔。確かに言われてみれば、とても濃い隈が目の下を覆っていた。
俺はポケットからス魔ホを取り出し、すっと耳に当てた。
shp「なるほど……僕にお任せ下さい」
正直めんどいから１年どもに押し付けたろ。
あほ面を晒すクソ後輩どもを思い浮かべながらプルルル…と電話をかけるも、一向に出てこない。
すると、留守を知らせる機械的な声が聞こえてきた。
shp「ん？出ぇへんな…」
しょうがない、依頼者(自分)のためにアイツらのクラスに行くか。
そう思い、俺は重い腰を上げ、1-Dへと足を進めた。
・
・
・
「シャオロンたち？」
「今は掃除当番でいないですよー」
「Aちゃんは確か…お兄さんの忘れ物を届けに行ってます」
shp「そうですか……」
なんてタイミングの悪い……
はぁ、と溜息を吐いてそんなことを思っていると這い寄る1つの緑色の影。
zm「オレで良ければいるぜ！！」
shp「いえ、ゾムさんは結構です」
こいつには絶対任せられん。
依頼者を永遠の眠りに導きそうな予感しかない問題児には、今回は少し遠慮してもらおう。しかし面倒やな…誰でもいいから仕事押し付けたい…ゾムさん以外で……
「なんでやー」と不貞腐れる彼を無視して目の前の悪魔たちに向き直る。
shp「ではつかぬ事を伺いますが、1年生でどなたか睡眠に詳しい悪魔をご存知ないですか？」
「へ？睡眠……？」
「あ、そういえば…いっつも寝てるヤツいなかったっけ」
「あー…！なんだっけ問題児クラスの？」
「そうそう！確か名前は──…」
「「アガレス・ピケロ！！」」
shp「そうですか。ありがとうございます」
シャオロンたちはいなかったが、とてもいいことを教えてもらった。
腰に巻き付き不貞腐れるゾムさんをひっぺがし、俺はそそくさと教室から離れた。
向かうは……地下奥深く……
問題児クラス…！
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蛇狐(プロフ) - 椿さん» ご指摘ありがとうございます！予測変換で表記がおかしくなってしまったのかもしれないです。教えてくださりありがとうございます！ (2021年1月3日 19時) (
レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 悪魔周期じゃなくて悪周期じゃありませんでしたっけ (2021年1月3日 18時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - もえさん» ほんとだ！ご指摘ありがとうございます！！ (2021年1月3日 8時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 122の「たまに学校におる若い教師」がshaではなくrdになってます！(小声) (2021年1月1日 9時) (レス) id: 9b854a058e (このIDを非表示/違反報告)
蛇狐(プロフ) - sakuyo1122さん» 初めまして、コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月8日 1時) (レス) id: 6f471a4801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇狐
| 作成日時：2020年8月13日 17時
