＊雑誌5 ページ20
Aside
控室に戻る道中、しんちゃんが急に『飲み物でも買おう』って言ってきたから、そのまま自動販売機に。
A「何にしよっかな〜」
慎「……俺これにしよっと」
慎太郎の声が耳の真横で聞こえてきた、って理解した時には、もう既に私はしんちゃんの腕の中にすっぽり包まれてて。
A「しんちゃん、？」
慎「今、どきどきしてる？」
A「……そりゃあ、まぁ、うん、」
慎「ジェシーとか�眞呂箸�、他のみんなにもした？」
A「したよ、そりゃ、」
しんちゃんの体温と、耳元で感じるいつもより少し低くて掠れた声。
めちゃめちゃ、どきどきする。
慎「俺だけでいいのに」
その声が聞こえた直後、耳に温かいものが触れて。
それがしんちゃんの唇だ ってことを、少し遅れて理解した。
慎「好き、A。」
慎「最初に出会った時から、ずっと好きだったよ」
A「……しんちゃん、もう撮影終わったよ？」
慎「そんなの知ってるよ。」
慎「本気だよ？俺」
後ろから抱きしめられている形だから、しんちゃんの
顔は見えなくって。
A「しんちゃ、」
慎「見ないで。」
そう言ってしんちゃんは私を抱きしめる力を強くして、私の方におでこを乗せた。
一瞬見えたのは 真っ赤な耳。
A「しんちゃん、真っ赤」
慎「見るなって言ったじゃん」
A「見えたんだもん」
慎「…次は口にするよ？キス」
A「へ、」
慎「変な声出さないでよ(笑)」
A「しんちゃんが変なこと言うからでしょ」
慎「俺はしたいなって思ってるよ？ずっと」
慎「Aが嫌、って言わないなら いつでもしたいって思ってるよ？俺は」
A「なにそれ、」
そんな言い方はずるいと思う。
しんちゃん、いつからそんなずるい人になったの…
慎「…その顔 誘ってるようにしか見えないよ」
A「……」
慎「…ごめん、今の忘れて。みんなのとこ 戻ろっか。」
そう言ってしんちゃんが 私を抱きしめている腕の力を緩めた。
慎「…A？」
その手をとっさに握りしめてしまったのは、
この雰囲気のせいだ、普段こんなことしないしんちゃんが珍しいから、かっこいいって思ってしまっただけだ。
慎「ずるいね、ほんと」
しんちゃんの唇が私の唇に そっと 優しく触れた。
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ぱち(プロフ) - 皆様たくさんのコメントありがとうございます！リクエストなども送ってくださり嬉しいです。少しずつ返していきます。続編お楽しみに！ (2020年7月1日 11時) (
レス) id: ac613d93b7 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続編読みたいです！良ければ末澤くんとの絡みもみたいです！ (2020年6月30日 15時) (レス) id: 09e6571630 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続編みたいです！ (2020年6月20日 0時) (レス) id: 961db358a2 (このIDを非表示/違反報告)
トト(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませていただいてます。お話、もっと読みたいので、続編お願いします！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: d27c2d3d70 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - 続編待ってます´`* (2020年6月17日 13時) (レス) id: 26344d9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱち | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/profile
作成日時：2020年3月20日 23時
