＊雑誌8 ページ23
Aside
最後の撮影は ほっくんと。
らぎほくってファン人気高いらしい(自分で言うな)から、すごいのが来そうだなって思ってたけど。
……想像以上。
「本当に綺麗だね〜〜、若いって素敵♡」
A「なんかめちゃめちゃ恥ずかしい(笑)」
「ゼ○シィの表紙レベルだよこれ」
A「大袈裟(笑)」
「相手方もめちゃめちゃかっこいいらしいよ〜？？」
A「それは楽しみですね(笑)」
入所した時からずっといっしょなほっくんと、こんな風にウエディングドレスとタキシードで撮影するなんか思ってなかった。
そんなことを考えていると、コンコン、とノックされて メイクさんと私2人だけの部屋にほっくんが入ってきた。
北「……やば」
北「綺麗だろうな、って想像はしてたけど 想像以上、ってか、もうすごい」
A「ほっくん語彙力どこ行った？」
北「いや、ほんとにやばいわ。めっちゃ可愛いし綺麗。他の奴に見せたくない。」
そう言って私の手を握った北斗。
そのまま目を合わせて2人で笑って、手を繋いだまま撮影スタジオに向かう。
北「…だめ、直視できない」
A「せっかく着たんだからちゃんと見てよ(笑)」
北「………っいや、むり！」
A「そんなんじゃ撮影できないよ〜〜？」
そう言ってほっくんの顔を覗き込むけど、全然視線を合わせてくれなくて。
北「Aってほんとずるいよね」
A「ずるいって…」
そう言って私の手を握る力を強くして、私がヒールで歩きにくいのを察して徐々に歩くペースをゆっくりにするほっくんの方が、ずっとずるいと思うけど。
って思ったことは、ほっくんの黒い髪からチラチラ見える真っ赤な耳に免じて黙っておいてあげよう。
スタジオのセットは 本物のチャペルみたいで、
この間行った 親戚の結婚式を思い出した。
A「……白無垢も憧れるんだよなぁ」ﾎﾞｿｯ
北「…何か言った？A」
A「んーん、何でもない」
自分の結婚式では、ウエディングドレスも 白無垢もどっちも着たいっていうのが希望。
だって一生に一回の 大切な日だから。
北「…何年かしたら絶対どっちも着せるから、それまで待ってて。」
A「ほっくん、それ、」
北「…撮影、始まる」
いくらなんでも それはずるいって。
澄ました顔してるけど 真っ赤だよ、ねえ
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ぱち(プロフ) - 皆様たくさんのコメントありがとうございます！リクエストなども送ってくださり嬉しいです。少しずつ返していきます。続編お楽しみに！ (2020年7月1日 11時) (
レス) id: ac613d93b7 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続編読みたいです！良ければ末澤くんとの絡みもみたいです！ (2020年6月30日 15時) (レス) id: 09e6571630 (このIDを非表示/違反報告)
あさ - 続編みたいです！ (2020年6月20日 0時) (レス) id: 961db358a2 (このIDを非表示/違反報告)
トト(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませていただいてます。お話、もっと読みたいので、続編お願いします！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: d27c2d3d70 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - 続編待ってます´`* (2020年6月17日 13時) (レス) id: 26344d9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱち | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/profile
作成日時：2020年3月20日 23時
