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聡「どうだった！」
「学校にはいないって。」
「友だちが、今の時間は塾だって」
文恵「あの、アルバイトって大変？」
哲也「今日のあれ、本当だから、
親父、会社経営してたんだけどさ、激務でさ、
居眠り運転して……高速して突っ込んだ。
母親は、ま、そういうこともあったから
病気になってそのまま。」
文恵「そうだったんだ……」
哲也「そんな顔すんなよ。
まぁ……あの時、Aには救われた。
あいつ、小学生の頃から、親いねぇだよ。」
文恵「どうして？」
哲也「親が理由は知んねぇけど、
自 殺した。」
文恵「っえ？」
哲也「だからさ、ほら、小百合の時も……
麻耶の時も、1人だけずっと探しまくって……
達也の総選挙のときも、事故とか……合って
亡くなってないか、不安だからなんだよ。
たまに父親と母親のこと……思い出して倒れるんだよ。」
文恵「Aさん……凄いわね」
哲也「俺も思う。」
文恵「小学生の時はどうしてたの？」
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作者名：すと | 作成日時：2019年8月1日 22時
