Snow Drop 2 (ページ17)

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No.64 ページ17

？｢A～？？｣

誰かが自分の名前を呼んでるのは分かるんだけど、、、

正直意識も朦朧としてるし、

たぶん肋骨が折れてるせいで

呼吸するだけでもめちゃめちゃ痛いし…

？｢Aいるなら返事して～？？｣

返事してあげたいけど声出ないんだって！！

まぁ、そんな心の声なんぞ届くはずもなく

｢はぁ、あたしこのままここで死ぬのかなぁ｣

なんてことが頭をよぎる

そのせいで柄にもなく不安で

今すぐにでも動けるならここから動いて

『私はここにいる！』

なんて言って、見つけてもらいたい

そんなことをぼーっと1人でぐるぐる考えてる

ｶﾞﾁｬ

また誰か入ってくる。

今度殴られたら終わるな

？｢おい！A！！｣

暗くて誰なのがも全然わからなくて

田｢A？俺、樹だよ？？わかる？？｣

ｺｸｯ

声が上手く出なくて頷くことしか出来ない

少ししたらメンバーが駆け寄ってきた。

松｢今、救急車呼んだから。もうちょっとだからな｣

北斗が心配してくれるなんて思ってもなくて

それに周りのみんなも泣きながらゴメンなって

こんなにも誰かに心配されたことなんて1度もなくって

もうここなら大丈夫

安心しきっていつの間にか眠りについた