Snow Drop 2 (ページ12)

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No.59 ページ12

私が話し終わっても誰も何も言わない。

やっぱり興味なんてないよね

だって私みたいなやつのことなんて、ね

何度味わったってこの静けさだけは慣れない

私の大っ嫌いな時間

｢ごめんごめん！こんな話したって興味ないよね～

私ばっかみんなに分かってもらおうとしてばっかみたい笑｣

こうやってしかみんなの前で普通に居られない私は誰よりも惨めで

やっぱり引かれたかな…
もうこのまま楽屋を出ていなくなっちゃおうか

そう思ってドアノブに手をかけたとき

ｷﾞｭｯ

？｢A、頑張ったな｣

後ろから抱きしめられた

そこには涙目のジェシーがいて、

｢なんで…ジェシーが泣いてんの…｣

そいう言ってる私も涙が止まらなくって

ｼﾞｪ｢ごめんな…なんも知らねぇのに朝あんな態度しちゃって、

Aこんなちっさいからだで色んなこと抱えてんのに、俺なんもわかんねぇままで…｣

｢うぅ…｣

こんなにも私のこと心配してくれる人がいるなんて思ってなくて

みんなぞろぞろ私のところに来てみんなで泣きながら私をｷﾞｭｯてしてくれる

こんなにもあったかい気持ちなったのなんて生まれて初めてで、

田｢ごめんなA…

お前なんも悪くねぇのに…｣

｢んーん。樹くんは悪くない｣

京｢ごめんね。勝手に探って深入りして…｣

｢大我くんもいいの。あんなの見たら気にしたくなくても気になっちゃうし｣

そこからは今までのごめんなさいだったりありがとうだったりを言い合う会みたいになっちゃって…笑

改めてこの場所が大好きだなって思えた大切な日になりました。