原石たちのBL小説 (ページ33)

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樹side

高「北斗、会社で何かあったでしょ？」

北「え？」

北斗は分かりやすく戸惑っている
これは絶対なにかあるな

北「いや、何もないですよ」

慎「でも、仕事の話したら思い詰めたような表情にな
　ってるよ」

北「そんなことないです」

樹「ねぇ俺らを信じて何があったか話してみない？」

北「いやです」

京「何で？言いたくもない嫌なことがあったの？」

ジ「話してくれてもしほくちゃん頑張って辛い思いを
　してたなら俺らが助けてあげる」

北「本当ですか？」

ジ「うん、絶対助ける」

北「じゃあ話します。
　俺は上司にセクハラされてます。
　しかも俺も相手も男ですし、男の俺がされてるか
　ら周りにも言いづらくて」

高「具体的にどんなことされたかは言える？」

北「はい、
　上司の人とすれ違ったりすると俺のお尻を撫で
　てきたり揉んできたりします。それは毎日やられ
　ていて、
　毎日ではないですけどよくやられるのが、俺がト
　イレしている所に来てわざわざ隣で俺の方を見て
　したりして。
　今日も家に連れ込まれそうになったので走って逃
　げてきたら迷子になってしまいました」

樹「北斗、よく頑張ったな」

ジ「辛かったねほくちゃん」

北「はいっ(泣)」

何故か今日初めて会って名前も知らない人の前で泣くなんて自分でもわからなかったけど何故か安心した

慎「じゃあこれから６人で住むこと決定だね」

北「でも仕事...」

京「今の仕事は辞めよ！」

高「そうだよ！俺たちが北斗の代わりに会社に行って
　辞めるって伝えてくるから！」

北「ありがとうございます。
　じゃあ他の仕事探します」

樹「北斗は仕事なんてしなくていいよ」

北「でも生活費とか食事代を払うお金が」

慎「俺らこう見えて結構稼いでるから」

北「皆さん同じ仕事やってるんですか？」

ジ「そうだよ！」

北「何してるんですか？」

京「俺たちの仕事は、
　ホストだよ」

北「ホスト！？
　ホストってあの？」

高「そうだよ。
　でも普通のホストクラブとは違って男しか入店で
　きないの。」

北「そうだったんですね！
　だから皆さんイケメンで...」

ジ「今日さみんなクラブ行くじゃん！
　ほくちゃんにも来てもらってどういう仕事してん
　のか見て貰えばいいんじゃない？」

北「行きたいです！」

みなさんが仕事してる姿見てみたい！
　