15話 ページ17
お兄ちゃんに頼まれ、藤原さんへの連絡もまだ
私は買い物に来ています…来てるんですけど…
『っおもい!』
お米を頼まれていたのについ他の食材も買ってしまったことに後悔をして歩いています…
『タクシー…いや……もったいない』
?「あれっ…Aちゃん」
『!?』ビクッ
『ふっ!藤原さんっ!?』
聡「重たそ…どうしたのこれ…?」
『安くて買いすぎちゃいまして…笑』
聡「なるほど、持つよ。送ってく」
『へっ!?』
『あやっ、いやいや!申し訳ないです!』
聡「いいよ、もう結構暗いし」ニコッ
『えっ…でも』
聡「ほら、お礼になるかわかんないけど…笑」
『…!』
『じゃ、じゃあ…お願いします//』
二人きり…は、正直嬉しい。
そんな浮かれた事を考えながら
藤原さんに軽い方の袋を差し出した…けれど
聡「こっちのが重いでしょ」
『えっ…!』
私の差し出した方ではなく
手に持っていた重い方をサッと取っていった
『そっ、それ重いですよ…私が…』
聡「良いって、楽器より軽いし笑」
『あっ…ぅ…』
『ありがとう…ございます…//』
聡「…ふっ笑」
聡「どうしたしまして」ニコ
にこりと微笑む藤原さんに
私も頬が緩んでしまう…今、すごく幸せ…
『あっ、ふ、藤原さんはどうしてここに…』
聡「あー」
聡「この辺でレコーディングしたりするから…」
聡「で今はその帰り笑」
『かっ、帰り…!?』
聡「あっ、申し訳ないとか思ったらダメよ?」
『う"っ…!』
聡「俺がしたくてしてるんだから」
『……』
その言葉に、また胸が締まる。
ずっと頬が熱くて…触れたら火傷しそうな程
聡「ね、Aちゃん」
しばらく会話が止まっていたけれど
藤原さんが私の名前を呼び、切り出した
『は…はい?』
聡「Aちゃんって…」
聡「その、俺めちゃくちゃ変な事言うけど」
『へっ?はい…?』
聡「今…楢ちゃんの事、好きなの?」
『……』
『え…えぇっ!?//』
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どんぐり - 初コメ失礼しますm(_ _)m凄く面白くて一気に読んでしまいました…w (2022年3月26日 1時) (レス) @page37 id: 9a4b9406b7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミミー(プロフ) - シヲナさん» 更新頑張ってください、!! (2021年4月1日 7時) (レス) id: 0e4633d09f (このIDを非表示/違反報告)
のの嵐♪ - はじめまして!今まで読んだ中で、いちばん好きなお話でした!とっても、キュンキュンしました!続き待ってます! (2021年2月25日 17時) (レス) id: 3d5f2481ae (このIDを非表示/違反報告)
シヲナ(プロフ) - シュテさん» はじめまして!嬉しいコメントありがとうございます…!更新頻度が落ちつつありますが頑張ります!! (2021年2月5日 20時) (レス) id: c7cbf40bc2 (このIDを非表示/違反報告)
シュテ - はじめまして!一気に35話まで読破してしまいました!切なくて涙が出ました。胸が締め付けられる感じで最高です!早く続きが読みたいです!続き楽しみにしてます^ ^ (2021年2月5日 0時) (レス) id: 695343578d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シヲナ | 作成日時:2021年1月8日 16時