殺人者と警察官。【kj∞】 (ページ49)

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45話あなたside ページ49

A「・・・教えてもらえますよね？横山さん・・・」

裕「・・・まずは言う。っ・・・すみませんでしたっっ・・・！」

横山さんが深々と頭を下げる。

A「・・・あやまるなら・・・内さんに謝ってください」

あなたが殺した、罪なき人に。

裕「・・・ぉん」

その時、隣の部屋が開く音がした。

・・・錦戸さん・・・一回戻るんだろうか。

裕「・・・どっくん、戻るんや。・・・じゃあ・・・話してええ？」

A「・・・お願いします」

裕「あの日。俺のケータイにメールがきた・・・内からやった。そのメールがこれや」

そう言って、ケータイを取り出して見せた。

『2月28日。am2時、詠斗倉庫の裏に来て。P.S。エイティングスーツ着用』

・・・内さん・・・？

裕「・・・なんでスーツ着んのかは分からへん・・・でも着ていったんや・・・」

・・・なんでスーツなんか・・・

裕「そしたら・・・内がナイフ持って立っとった・・・んでな・・・？言われた。「横山くんちゃうくて俺が残っとったらeight、もっと売れたんちゃう？」ってな・・・」

ナイフ・・・

そして証言・・・

・・・やっぱり殺そうと・・・？

裕「「・・・俺、横山くんにいなくなってほしい。・・・永遠に」・・・そう、怖い笑顔で言うて・・・ナイフを突き出して走ってきた・・・」

横山さんの手が震えてくる。

裕「俺さ・・・なんで言われなあかんのや。自分のせいやろジャニーズ辞めさせられたん・・・そう思ったらキレてきてもぅた・・・」

『横山くん・・・さよなら』

『おまっ・・・何言うてんのっ・・・！？ちょっ・・・辞めたんはお前の・・・自分のせいやんかっ・・・！』

『・・・でもさ。あの時横山くん席立たなかったら俺、飲んでたと思う？』

『それ・・・はっ・・・』

『それからさ。横山くん、俺に言うたよね？辞めてくれてありがとって・・・』

『っ・・・！ちょっ・・・向かってくんなっ・・・！内っ・・・！』

『・・・俺、横山くんのこと好きやったんやけどな・・・』

裕「そう言って俺を刺そうとして・・・俺は・・・内からナイフを取り上げて・・・怒りのまま・・・あいつを刺したー・・・」

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！』

今でも叫び声と内の感触が残ってる。そう横山さんは言った。

裕「・・・じゃ、eightに今のこと話してきてええか・・・？」

A「・・・はい」

犯人・・・横山裕。

ー確定ー