殺人者と警察官。【kj∞】 (ページ24)

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22話あなたside※桃華・ゆう　登場！ページ24

紅音「あ、どうぞ座ってください」

A「ごめんなさい、忙しい時間に・・・」

紅音「いえいえっ！それで・・・どうされました？」

A「私、永戸警察署の崎音Aといいます。少しお伺いしたいことが・・・」

紅音「・・・警察ですか？・・・わかりました、何ですか？」

A「えっと、まずあなたの名前を教えてください」

紅音「あっ、はい！鈴川紅音、21です」

A「ありがとうございます。では・・・」

私は手帳の大倉忠義のページを開き、鈴川紅音の名前を書き、

メモを取る準備を始めた。

準備が出来て、私はこう言った。

A「一昨日の・・・1時から3時までの間、大倉さんはこの店内にいましたか？」

紅音「あぁ・・・生田さんといましたよ。個室を貸したはずです。今、確認します・・・」

A「ありがとうございます。わざわざ・・・」

紅音「いえいえっ・・・蒼くーん！ちょっとー！」

ガチャっ

蒼「・・・なんすか」

紅音「ちょっと、確認しに行くから話しといて！」

蒼「はぁ・・・分かりました」

蒼くん・・・だったかな？

蒼「あ、俺・・・天草蒼です。18！」

A「あ・・・崎音Aです」

蒼「紅音さん来る前におわしちゃいましょw」

A「はいww大倉さん、席を立ったとかはありました？」

蒼「んと・・・5分ほどお手洗いに行かれましたかね・・・？」

5分で犯行は無理だな・・・

ということは・・・

A「そうですか。ありがとうございました。今度友達と飲みに来ますね」

蒼「あ、はい！ありがとうございますっ！！」

紅音「蒼くんっ！ありがとーねー」

蒼「あ、紅音さんの掃除の分給料からもらいますんで」

紅音「え！？あぁ・・・うぅ・・・」

なんかホントタイミング悪かったな・・・((汗

紅音「あ、Aさん、大倉さん個室で生田さんと飲んでたみたいです」

A「お手数かけてすみません・・・((汗」

紅音「いえいえっ！あ、今度お友達と飲みにいらしてくださいね」

A「もちろんですよ～では」

紅音「はい！」

店を出て、思った。

大倉さんに・・・”犯行は不可能だ”

ー大倉忠義・・・アリバイ成立ー