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すっかり静まり返り重たい空気になってしまった二階の廊下
A本人だけでなく、トド松やチョロ松…
そしてカラ松にとって唯一の兄であるおそ松ですら何も言えなくなってしまった
それもその筈だろう
何しろ、六つ子のなかで一番Aに甘く弱かったカラ松が初めてAを叱りつけているのだから
只でさえ、滅多に怒りを表すこともなく兄弟の中では一番温厚な性格をしているのだから尚更だった
カラ松「普段の我が儘ならいくらでも聞いてやるし、出来る限りの願いも望みも叶えてやりたい。
だが、誰かを困らせてしまうような我が儘はダメだ。俺が何を言いたいのか…お前なら解るな?A」
「……っ」
カラ松「風邪を引いてしまったことは謝ろう。俺の体調管理に問題があったことが原因だ、一緒に行けなくてすまない」
少しずつ口調も声色も普段のカラ松に戻ってきたことで、重く気まずかった空気が少し和らぎ軽くなってきた
すると、それまで一向に部屋から出てこなかったAが襖を開け姿を見せた
だが、やはり本人もカラ松に叱られたことが余程ショックで怖かった様子で顔は俯かせてるままだった
トド松「……A?カラ松兄さんは一緒に行けないけど、その分たくさん寄り道して帰ろ…?
駅前に出来たクレープ屋さんも評判が良いし、今から行くデパートにも可愛い服がたくさんあるんだよ♪」
「………。ぅん」
おそ松「んじゃ、さっさとやる事済ませて残りの時間は思いっきり遊んで帰ろーぜ♪
カラ松の金でな(笑)」
カラ松「んん〜?…おそ松、何故俺の財布を持ってるんだ?」
「…ぅん。ごめんなさぃ…」
おそ松「もう気にすんなって!ほら、さっさと遊び行こーぜ♪」
トド松「それじゃ、僕達行ってくるからチョロ松兄さんはカラ松兄さんのことよろしくー♪」
すっかり落ち込んでしまってるAを気遣って明るく普段通りに接しながら、階段を下りてそのままAを連れて出掛けて行ったおそ松とトド松
玄関の戸が閉まる音が聞こえると、カラ松はその場に力無く座り込んだ
カラ松「………。」
チョロ松「…ちょっと意外だったよ。お前のことだから無理してでもAと一緒に行くって言い出すのかと思ってた」
カラ松「…なぁ…チョロ松、俺は……」
チョロ松「大丈夫でしょ。風邪治してまたいつもみたいに甘やかしてやりなよ、飴と鞭の使い分け上手い方なんだし」
カラ松「……あぁ、そうだな」
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暇人(プロフ) - 作者さん‥‥‥体調大丈夫でしょうか？風邪引いてたりしたら看病しに行きたい← この小説好きすぎて氏ねる＼(‘ω’)／うぉぉぉぉわアヒィージョ←急にどうした (2018年8月3日 4時) (
レス) id: adf691658b (このIDを非表示/違反報告)
あまつ - 長兄推しなので、とっても私にとっては幸せです！これからも頑張ってください (2018年3月24日 1時) (レス) id: a0311c36c2 (このIDを非表示/違反報告)
シーシャ(プロフ) - おバカな傀夢さん» お返事も更新も遅く申し訳ありません!!心温かいコメントをありがとうございます!更新は相変わらず遅いと思いますが、今後も頑張らせていただきます!! (2018年1月1日 20時) (レス) id: 172b52f45f (このIDを非表示/違反報告)
おバカな傀夢(プロフ) - とっても面白いですね！更新頑張ってください！ (2017年10月29日 23時) (レス) id: 5ff30031ff (このIDを非表示/違反報告)
シーシャ(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます! ご意見参考にさせていただきますね!ありがとうございます(^^) 今後も頑張らせていただきます!! (2017年10月12日 15時) (レス) id: b04c5de996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーシャ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/C-SHA/
作成日時：2017年1月9日 4時
