ネタ、下書き置き場 (ページ25)

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fgo、かくして彼らは夢を見た(仮題) ページ25

「今マシュと一緒に検査受けてる子がいるんだけど、アニキちょっと頼まれてくれない？」
「新参か？次は誰が来た。」
「真名はまだ分からない。」

ほら、と立香は別の健康診断書を見せる。
とりあえず割り振られた名前は“プレディクター”らしい。予見する者とは風変わりな…と思ったが、サーヴァントの性質を十分に表している名前でもあった。見放された幸運値、筋力は完全に人間の平均。耐久と宝具はずば抜けているものの、宝具は発動不可だと本人が言っているらしい。

「まーた勝手に呼び出して…しかし戦には向いてなさそうな奴だな。支援かねぇ。」
「んー…なんかね、呼んだ時に嫌ぁな顔したんだよ。珍しい反応じゃないけど心底嫌そうでさぁ。オベロンと良い勝負ってくらいの顔だった。アニキとか王様とか他にもサーヴァントは来てくれてるから、急いで戦力に加わってもらう状況でもないじゃん？」
「なら不夜城のキャスターと一緒にカルデアの手伝いを頼んでみるか。」

アニキはそう言いながらひょこりと医務室を覗く。そこにはいつも通り控えめにニコニコしているマシュと、彼女の話を聞いている新参サーヴァントが並んで座っていた。二人とも検査結果を手に持ち、マシュは項目を指さしながら説明をしているらしい。

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