第二話 鈍色の金属片 ページ12
理解したドフラミンゴは座ったまま、子猫をあしらうように軽く鼻で笑う。
海軍にとって、ジャヤ島民と革命軍構成員の区別をつけることは難しい。革命真っ只中でこそ明確なものの、日常生活下では構成員もただの人だ。同じく町民にとって海賊と革命軍、山賊等の区別を付けることは難しく、荒くれ者の一言で括られる。一般的には救世主とされる革命軍すら、この島、とくにモックタウンでは無法者と同列なのだ。この原因は…モックタウンの無法者は町民に手を出さない、と言う特徴にある。革命軍〈だけ〉が民に手を差し伸べる他島とは異なり、モックタウンでは海賊達〈も〉手を差し伸べる。外から来る敵と内に湧く敵、双方に対してモックタウンの無法者は剣を振るい、自分達をもてなしてくれる島の安全を、彼らなりにだが確保していた。
つまり、モックタウンは革命を望んでいない。
モックタウンが望むのは独立した自由ではなく、無法者達との共存だった。
「嬢ちゃん、テーブルアイランドに行ってこい。」
「見るだけになりますよ。」
「非戦闘員に戦果は期待してねェ。」
期待していないと笑うドフラミンゴに見送られ、ハインはテーブルアイランドへと歩みを進める。テーブルアイランドとはジャヤ島から船で二時間と少し、飛べたならば一時ほどの距離にある大きな大きな無人島だ。
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poidf(ポイドフ)(プロフ) - 誤字も見付けたら教えてくださいまし (11月18日 18時) (
レス) id: 24e80c86dc (このIDを非表示/違反報告)
poidf(ポイドフ)(プロフ) - どこかにルビ振る為の■が混ざってるかもしれません。混ざってないかもしれない。忘れましてよ。見つけたら教えて。 (2023年3月7日 22時) (レス) id: 24e80c86dc (このIDを非表示/違反報告)
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