白鳥沢のギャル【 ハイキュー 】

ギャルが11人 ページ12

・






〈 You side 〉








『遠足♪遠足♪』


雛「サーボり！サーボり！」


白「そろそろ黙れ」


『やだ賢二郎くん、これから遠足ですよ〜？？

楽しむ気ある？』






今日は待ちに待った遠足！


我が白鳥沢学園の遠足は3学年合同のビッグイベントだ。

運動公園に行ってクラス対抗やら学年対抗で運動するらしい！






『いや〜私の隣の席とか賢二郎幸運すぎだね』


白「これからバス乗る時は3年間こいつの横か……」


『特進クラス替えないから確かにそうじゃん！賢二郎ラッキーすぎない？！

もう人生の運使い切った？！』


白「雛原、Aの相手してくれ」


雛「やだ！私もしらぶんと絡みたーい！

ね、しらぶんぶーん」






賢二郎くそ可哀想で死ぬ。


今はバスで移動中。

席順は出席番号。

窓際に私、隣が賢二郎。通路挟んで横が雪乃だから賢二郎くん挟まれてますね。





雛「じゃあしりとりする？

私、白布、Aの順番ね。しりとり！」


白「リボン」


『ンゴロンゴロ保全地域！』


雛「きくらげ！」


白「弦」


『ンジャメナ』


白「終わる気ある？」


『賢二郎順番飛ばしよくないよ』





まだ続けれるじゃん！！


と、思うが雪乃がそろそろ死ぬんじゃないかってくらい爆笑してるから続行不可能だわこれ。






白「語尾にんがついたら終わりだろ」


『そんな固定概念に囚われてるようならセッターとしてまだまだだね！！』


白「関係あるか？」


雛「ヒーッッ！なんでAそんなに知ってんのまじお腹痛い死ぬ！！！！！」


『社会学年1位だからまあ当然かな？！』


白「そうだこいつ頭いいんだ、忘れてたわ」


『忘れないで！？』






すると賢二郎があ、と呟いた。

丁寧に整頓されてるリュックを漁って取り出したのは化学のワーク。

パラパラとページを捲って応用問題を指さした。





白「これ微妙に納得できねーから教えて」


雛「私に？」


『え私でしょ？』


白「正味どっちでもいい」





こんなとこまでワーク持ってくるとか勉強好きすぎか！！！

と、いじりたいところですが私も単語帳自賛してるから言えねー！！！






雛「どれどれ〜？あーこれはちょっと頭捻ればちょちょいのちょい！だよ」






そう言って賢二郎のシャーペンを借りてワークに書き込んでいく雪乃。

この子頭いいからね！！

私ら1年4組の知能2強だし！！！






『雪乃の解説良いよね』


白「一々入れてくる煽りがなかったらな」









・

ギャルが12人→←ギャルが10人

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す