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『私、イゾウと一緒にいるだけで楽しいよ?』
時間が大切だと知っているから。
その言葉にギュン!と心臓を持っていかれたイゾウはむしろ何か買ってやりたくなった。
「よし!何見たい?なんでも付き合うぞ!」
自分の買い物をちょこちょこ挟みつつ、Aの買い物をしてやろうとしたが、いかんせん、希望を言わないのだ。
イゾウは自分の買い物をあらかた終えてお昼ご飯を食べる。
お昼ご飯は美味しそうに食べるAをみてどうしたモンかなぁ、と頬杖をつく。
その綺麗な瞳も暗いサングラスで隠れているし、着ている服はお世辞にも綺麗ではないし、可愛くもない。極め付けは味気のないローブだ。
この年頃なら可愛いものに興味あるだろうにな。
ふむ、と少し悩みつつ、イゾウは女児向けの服飾店に連れて行き勝手に着せ替えを行うことにした。
これはもう、完全にイゾウの趣味だった。自分を綺麗に見せることが好きな人は他人を着飾るのも好きなのだ。
次々と服を試着させて、Aの反応で買う服をピックアップ。
数着セットで買って、プレゼント。
『ぇえ!こんなの貰えない!返せないの?』
お金も持ってないし、と言葉を添える。
「無理だ。それにこういうのは素直にもらっとけ。どうせ俺は着れないし、だろ?」
イゾウはこの小さな服を着ているところを想像してお腹が捩れるくらい笑った後で。
『んふ、そうね、今回はもらおうかしら、ふふ』
そう言わせることに成功したイゾウはガッツポーズを決めた。
その後もせめて髪の手入れくらいしておけ、と傷んだ金髪に指を通してダメージや髪質を確認。
硬いわけでも、柔らかいわけでもない中間くらいの髪質。1本1本は細いからしっかりケアすれば柔らかいかもしれない。癖のない髪だから扱いやすそうだ。
髪質に合わせてヘアミルクとヘアオイルを買ってやる。匂いだけはAに確認をとって。
渡されたAはこれがなんだかわからないようで、「使い方は今度教える」と言った。
次に買うものはハンドクリーム。水仕事が多いからか、手が荒れている。
乾燥でひび割れたところへ薬を、ハンドクリームは潤い重視のもの、匂い重視の持ち運びタイプの2つを買う。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (3月24日 23時) (レス) @page39 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - ますしんさん» コメントありがとうございます!そんなふうに言っていただけてとても嬉しいです!続きもお待ちいただければと思います (12月28日 16時) (レス) id: 7b0cf56c3d (このIDを非表示/違反報告)
ますしん(プロフ) - とても読みやすくて、内容もどんどん続きが読みたくなる本当に素敵な小説ですね!次の更新が楽しみです! (12月25日 0時) (レス) @page37 id: 3a092db897 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Pistachio | 作成日時:2022年11月9日 4時