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原作何度か読みましたが、ほぼ出てこないキャラもいるし、サッチが4番隊隊長兼コックなんて初めて知りました。
出番少ないキャラの話し方、性格は捏造します。ご容赦ください。
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「サッチ！もう準備かよい？」
「たりめーだ。何人分だと思ってやがる。…おいその子ども、まさか、」
サッチが言おうとしていることがわかって遮った。
「違うよい！住み込みバイトだよい！」
「なんだてっきりお前の子どもかと」
「似てないだろ」
「まあな。にしてもえらい美人だな。嬢ちゃんAは？」
『Aです。よろしくお願いします』
「おう！俺はサッチだ。よろしくな」
野菜を切っていた手を洗って握手を求める。
差し出された大きな手を両手で握るのだった。
廊下を歩きながら説明をする。
「この辺は船員の部屋になってる。勝手に入るなよい」
『はーい』
「ここが貨物庫。色々あって危ないからあまり入るな」
『はーい』
「この階段から甲板から上がれる」
そう言って扉を開けるとふわりと潮風が頬を撫でた。
『わあ、』
急に明るくなってAは少し目を細める。
「…大丈夫かよい」
マルコはAの目の上に手を添えて日陰をつくる。
船医であるマルコはその瞳の性質をなんとなく察した。
『大丈夫だよい！ありがとう』
あ、こいつ、人タラシかもしれん。それか男タラシ。
花が咲くような笑みに10歳にしてこれかぁ、と苦笑い。
慣れない潮風の匂い、降り注ぐ日差し、抜けるような青い空。ぜんぶぜんぶ初めてでその場で固まった。
「A？」
『す、ごいわ。海って綺麗なのね』
ぼけっと口を開けて海を見るAが可笑しかった。
「ははは！海は初めてかよい？」
『いえ。何度も船に乗ってるけど、夜が多かったの。朝に港に到着ってことが多かったわ』
客船だとそれが多いはず。
「船酔いもまだないみたいだな」
『そうね。大丈夫よ』
甲板では仲間達が戯れて、あるいは訓練をしている。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (3月24日 23時) (
レス) @page39 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - ますしんさん» コメントありがとうございます！そんなふうに言っていただけてとても嬉しいです！続きもお待ちいただければと思います (12月28日 16時) (レス) id: 7b0cf56c3d (このIDを非表示/違反報告)
ますしん(プロフ) - とても読みやすくて、内容もどんどん続きが読みたくなる本当に素敵な小説ですね！次の更新が楽しみです！ (12月25日 0時) (レス) @page37 id: 3a092db897 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pistachio | 作成日時：2022年11月9日 4時
