彼氏 18 ページ18
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「おー！この子がいたるんの彼女さん！やっぱり可愛いねーー！」
綴の声にいち早く反応した一成。
そんな一成の声に皆が俺達の方に視線を向ける。
Aちゃんは会社で身に付けてきただろう笑顔を貼り付け、自己紹介をする。
「花崎Aです。えーっと、茅ヶ崎さんの彼女、です」
俺の彼女、と言うだけで顔を真っ赤にする。
本当に好かれてるんだなって改めて自覚した。
そんな様子を見ていた左京さんに思いきり睨まれ、怯みそうになるのを堪え俺はソファーに座るよう、Aちゃんに言う。
「Aちゃん、いらっしゃい」
「あっ、千景さん。千景さんもMANKAIカンパニーの一員でしたね」
「は？先輩、いつから仲良くなってたんですか」
「ははっ、たまたま…ね？」
「え、えっと、」
Aちゃんをからかう様に先輩は同意を求める。
別にAちゃんが誰かと仲良くしようとか俺が決めることではない。
だが、せめて、せめて知りたかった。
「至サンのウソツキ！全然普通ってレベルじゃないッス！めちゃくちゃ可愛いじゃないッスか！」
「い、いえ、私レベルは普通より下で、もっと可愛い人とか綺麗な人とかいるんですよ！」
「俺っちは見たことないんで信じません！普通より下というよりもっと自信持つべきッス！」
中々引かない太一に苦笑いで「ありがとう」と告げたAちゃん。
それから幸や椋、主に夏組がAちゃんを囲み質問攻めになった。
「おい、茅ヶ崎」
「なんですか」
「あんな良い奴をなんで条件なんか付けたんだ」
「俺も思いました。条件提示してもすぐに別れると思ってたので、」
「まだ一週間も付き合ってないだろ」と左京さんに思い切り殴られた。
盛り上がっているAちゃん達を見ると引き攣り気味の顔で笑っていたのでそろそろ助けてやらねば、と思い声をかけようとした。
「Aちゃ、」
「至さーん、そろそろ推しイベ始まるんすけどやらないんす、か……って、あれ…？」
人生ウルトライージーモードの摂津万里くんが、空気を読まずに談話室に入ってきた。
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白身魚(プロフ) - natugyuさん» comme thanks* 面白いと言って頂き感謝の言葉しかないです。最初は至さんをこんな性格の悪い奴にして大丈夫だろうか、と不安がありましたが心強いです。夢主ちゃんも心広すぎて少しは茅ヶ崎怒れよお！って思いながら書くときもありました笑 更新頑張りますね(*´ｪ`*) (2018年5月16日 20時) (
レス) id: d04133848a (このIDを非表示/違反報告)
natugyu(プロフ) - とっても面白いです！至さん推しなのに夢主ちゃんの健気さに胸を打たれてしまいましたｗ (2018年5月16日 16時) (レス) id: 5862bce5b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白身魚 | 作成日時：2018年4月22日 20時
