見たことのない顔 エースside ページ5
「_______おい、エース！
本当によかったのか？」
「うるせえ、あいつに知られたら確実に
めんどくさいことになるだろ。
それだけは絶対に避けたい。」
「エース！A悲しそーな顔してたぞ。」
「…………………。」
それを聞き、ぴたっと動きが止まる。
悲しそうな………
「………昨日、あいつが言ってたんだ。
俺たちが本当の家族だったら良かったっ
て。」
____________楽しいなあ、
ここに来てから毎日楽しいよ________
「そういえば言ってたな。」
「俺聞いてねえぞ！」
サボが頷き、ルフィは驚いた顔で俺たちを見
る。
「あいつの言い方からして、あいつの家族
は………
あまりいいもんじゃなかったと思うんだ。」
よくよく思い返してみると、それを連想させる
場面は、何回もあった。
あいつの親のことを聞くと、あいつはいつも
少し考えて、
「さあ、今何してんのか分かんない。
それより夕飯何がいい？」
そうやって、いつもはぐらかされていた。
あまり聞かれたくない内容らしかったし、
俺らやダダンたちは暗黙の了解としてその事に
触れようとしなかった。
聞きすぎると夕飯が少なめだったりして、
特に俺たちはそういう話題に気をつけていた。
「あいつは、"俺たち"が家族だったらって
言った。」
「………ああ、そうだな。」
「んん？二人してなんの話してんだ？」
サボは俺の言いたいことが分かったらしいが、
ルフィはまだ何の話かで頭を抱えていた。
やっぱこいつアホだな。
「だからな……
俺たちで、Aの姉弟になろうって
言ってんだよ。」
「きょうだい？ほんとかよ！」
ルフィが嬉しそうに聞き返す。
俺はイタズラっぽくニヤリと笑い、二人に
向かって、こう言った。
「お前ら知ってるか？
盃を交わすと、"姉弟"になれるんだ。」
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はやく続き見たい隊 - あの！たまに名前がシヲりになってますよ！！ (2020年7月27日 13時) (
レス) id: 99e5f8b903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セルリーゼさん | 作成日時：2020年5月3日 21時
