エースの初恋相手現る ページ18
私たちは、山小屋への帰り道を歩きながら、
今日の手合わせの反省みたいなものをしてい
た。
「やっぱり、三人とも相手の動きをよく見た方
がいいと思うんだよ。
特にルフィは攻撃直前に下向いちゃってる
し。」
「あー……じゃあ姉貴の反省点は？」
エースに聞かれる。私は………そうだな……
にこりと笑い、こう答えた。
「自分より強くない人を侮ること…かな？」
「なッ……！」
よーしよし、今の言葉はカチンとくるだろう。
私の予想通り、エースとサボが怒りだす。
そりゃそうだ。まるで見下してるようなこと
言われたんだもん。
ルフィは意味がよく分かっていないらしい。
あくまでも私の短所として受け取ったようだ。
「だからさ、あんたらが私より………ん？」
小屋から少し離れたところに着いたとき、
あることに気づいた。
誰かいる。
二人、だろうか。ダダンさんと何か話して………
「……あれは！」
「えっ、おい、姉さん！？」
それが誰だか気づいた瞬間、私は駆け出した。
深緑色の髪、スレンダーな体つき。
間違いない、あれは………！
「マキノさああん！！」
「あっAちゃ、きゃっ！」
今日もお美しいですね！と言い、後ろから
勢いよく抱きつく。
………めっちゃいい匂いする。←
「ふふ、そのセリフ久しぶりね。
元気そうで何よりだわ。」
私の方に向き直り、笑顔を見せるマキノさん。
なんか、とてつもなく……眩しいです。
「ああ！！マキノー！！」
「ルフィも元気みたいだし………そうだ！
今日はプレゼントがあるのよ！」
原作と流れが違うことはこの際突っ込まない
よ？
ああ、こんな早くにマキノさんと再開できるな
んて………！！
「照れてら……。」
「真っ赤だぞエースゥ。」
「お前らああ！！」
「エースー動いたら服合わせられないよー。」
服のサイズを合わせるとかで、現在、弟たちは
半裸になってます。
なーんかエースが恥ずかしがっててさ、
それを見るのがとてつもなく楽しい。
いや、半裸になること自体は恥ずかしくないん
だろうけどね。
相手があの………うん。
「Aちゃんもあとでいらっしゃい。
今着てる服の、似たようなの持ってきた
から。」
こういう、とてもとても優しいお姉さんだから
なー。
まさか私の分も用意してくれてるなんてね………
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はやく続き見たい隊 - あの！たまに名前がシヲりになってますよ！！ (2020年7月27日 13時) (
レス) id: 99e5f8b903 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セルリーゼさん | 作成日時：2020年5月3日 21時
