死柱と霞柱

うるさい ページ39

炭治郎side
俺と伊之助、善逸の骨折がいえた頃だった。
鴉が、緊急の司令とココに俺たちと那田蜘蛛山に向かうものが来るらしい。
鴉が言うには、階級が高い実力者だという。

｢どんな人なんだろうな。｣

禰豆子の髪を軽く結ってあげながら呟いた。
その呟きを聞いていた善逸も｢女の子がいいなぁああ。｣とぼやいてる。

｢俺はどっちでもいいぜ！力比べできればそれでいい！！！｣

2人とも気になってるんだな。
そう思って笑っていた時だった。

｢皆様お客様でございます。｣

｢え！？もう来たの！！｣

慌てて禰豆子を箱に戻そうとした時だった。
死の匂いが近くから漂ってきたんだ。

『そんなに警戒しなくていいよ。』

．．．．．．嘘だろ？いつの間に後ろに。
善逸も伊之助も唖然としている。
何も言わない俺たちに笑いかけながら

『俺は死錆兎(名前)。お前たちと那田蜘蛛山に行く事になる。よろしく。』

(名前)さんは自己紹介をした。

しばらく沈黙後、1番に口を開いたのは善逸だった。

｢男おぉぉおおおおおお！？！？！？｣

『は！？』

(名前)の肩を掴んだ善逸を俺は慌てて掴む。

｢何してるんだ。善逸！先輩だぞ！｣

｢だって！！！こんなに綺麗なのに！俺って！男って！結婚したかったのに！！！｣

｢おい！！！そんなことより俺と勝負しろ！！！！！！｣

伊之助も加わってうるさくなっていく。
突如(名前)さんの匂いが怒りの匂いに変わった。

『てめぇら一旦静かにしろや！！！そこに座れ！！！！』

(名前)さんの威圧の声に俺たちは座らざるをえなかった。

自己紹介→←囁かれて

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