ねぇ、俺だけを見て？【己龍】

二十四 ページ24

しばらくして、私は目が覚めた。

A「ここは、どこ？」

私は、自分が横になっていた場所を見た。

どうやら、どこかの建物なのかな？

服が何か重く感じる。

私はすぐ自分の着ている服を見た。

見てみると、薄いピンク色をした柄がついていない着物を着ていた。

自分の腰を見てみると、黄緑色をした帯が巻かれていた。

なんだかんだよく分からなくなってきた。

そう思っていると、

？｢あいつは、もう起きたかな？」

え？

今の声、もしかして眞弥？

だんだんこっちに近づいて来ている。

そう思っていると、扉が開いた。

その人を見てみると、赤い羽根の模様が入った着物を着ていた。

どうやら、男性みたい。

？｢気がついたかい？」

え？

この人、眞弥にそっくり。

顔も、声も、体つきも、正確も、眞弥と全く同じなのだ。

私は、急いで彼に返事を返した。

A「はい。大丈夫です。」

？「そうか？それなら良かった。俺は、石川宏明(いしかわひろあき)。お前の名前は？」

A「私の名前は、(人一)Aです。」

宏明「なあ、A。お前に一つ頼みがある。」

A「何ですか？」

宏明「お前にモデルをやってもらいたいんだ。」

A「え？」

宏明「俺、実は絵師なんだ。お前は、じっとしておいてくれればいいからいお願いだ頼む！」

A「分かりました。」

宏明「道具を持ってくるから、このお茶を飲んで待っていてくれ。」

A「分かりました。」

〜一時間後〜

まだかな？

それにしても、宏明さん遅いなあ。

あれ？

なんだか眠くなってきた。

バタンッ

宏明「うまくいったな、響。」

響「はやく連れて行って絵を書け。」

宏明「はーい。」



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己龍の愛怨忌陥の拘束シーンを思い出して書きました。

ちなみに、石川宏明は黒崎眞弥の本名です。

星凪にパスしようと思います。

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