ねぇ、俺だけを見て？【己龍】

二十二 ページ22

間も無く、武政と准司が来てくれた。

武政「大丈夫？兎に角乗って！」

A「うん、ありがと。」

准司「さっき日和から電話があって、眞弥、金属で殴られてたみたい…参輝と日和が病院に連れて行ってくれてるらしい。」

A「…そっか。全部私のせいだ。私が響に出会わなかったら…私がみんなに出会わなかったら！」

武政「そんなことない！落ち着いて。俺らはAに出会えて嬉しいよ！」

准司「そうだよ！そんなに自分責めるなって。」

A「…本当に？ありがとう…グスッ」

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〜その頃の眞弥たち〜

病室で。

眞弥「…っん。」

日和「眞弥！参輝、眞弥が目を開けた！」

参輝「眞弥⁉︎大丈夫か？」

意識を失っていた眞弥がようやく目を開けた。

眞弥「おぅ。Aは？」

参輝「武政と准司と一緒に逃げてるよ。」

眞弥「そうか。良かった。」

日和「眞弥、Aが心配なのは分かるけど、自分のことも心配しろよ。俺らもいるんだからさ。」

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