十四 ページ14
響「なぁ、覚えてるよな?俺らの思い出の場所。」
何が思い出なんだか。
あの悪夢が始まった時の場所だ。
最初はすごく好きで好きで仕方がなかったのに…
出会ったのも此処だった。
引っ叩かれたのも此処。
蹴られたのも、友達と遊んでたのに連れ戻されたのも、泣かされたのも、携帯に入ってるアド全部消されたのも、全部全部此処。
嫌な思い出しかないもん。
私が響を好きになったのは本当の響を知らなかったからだ。
それか、知りすぎていたからだ。
響はみんなに好かれてる。
だって響の表は優しくて面白くて社交的で、決して暴力的で過保護な響じゃない。
表は。
私はもっとラフな感じを望んでた。
いつも通りの響が良かった。
でもやっぱり響にとって恋愛はまだダメなんだ。
響には、知られざる過去がある。
そのせいで変わってしまった。
だから憎みきれなかったんだ。
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咲羅 - 眞弥さんの本名出しちゃいましたね… (2015年1月18日 21時) (レス) id: 27d7fdc65a (このIDを非表示/違反報告)
咲羅 - 面白かったです☆次の展開が気になります (2015年1月18日 11時) (レス) id: 27d7fdc65a (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ - 面白いです!続き読みたいです!! (2014年6月1日 23時) (レス) id: 45f70fa8b7 (このIDを非表示/違反報告)
星凪 - 己龍LOVEさん» ありがとうございます!束縛、私はうまく書けてるかわかりませんが、頑張ります! (2014年4月8日 19時) (レス) id: dd41a34ca9 (このIDを非表示/違反報告)
己龍LOVE - 続きが気になります。束縛ってなんかいいですよね???あんま束縛されるのは嫌ですけど愛されてるって思いませんか????この後の展開が気になります。頑張ってください。また新作とかできたら見に来ますね???? (2014年4月8日 9時) (レス) id: f757b947e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詩織&星凪 | 作成日時:2014年3月14日 19時