転校して来たのは正邪の子【呪術廻戦】【男主】

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試験から帰ってきて午後は皆1人1人の任務に行っちゃった





教室の自席で学んだ事を書いておいたノートを机の上に広げながら窓の外を眺めた





横一列、誰も居ない場所で静かに夜になるのを待とうとした





『(東京の山奥って綺麗に夕日が見えるんだ)』





そんな事を思ってると右ら辺から声をかけられた





悟「こ〜んなところで何してんの〜?」





『……暇つぶしです』





そう言いながら窓から視線を外して五条さんを見てからノートに戻った





悟「Aだけだよ〜?ちゃんとノートに書いてくれるような生徒は」





そう言った五条さんは狗巻くんの椅子を借りて俺の前に座った





ずっと思ってた事がある





それは、言ってもいいのだろうか





悟「なんか物申したげな顔してるね〜。何かあった?」





『…聞いてもいいですか?』





悟「なんでも聞いてくれてイイよ〜!なんてたって先生だかね〜!(ﾄﾞﾔｱ)」





『呪術師と呪詛師について俺は今日知りました』





悟「うんうん。Aは今日学んだ事が多いからね〜、バンバン質問しちゃってイイよ〜」





この世には呪霊を倒して一般人を守る呪術師と、呪霊を使ってこの世を壊そうとする呪詛師が居る





『どうして呪詛師は一般人と俺達を倒そうとするんですか?』





俺がそう言うと五条さんは指を顎に置いて考えるポーズをした





悟「…どうしてだろうね〜」





たぶん呪詛師は呪術師が邪魔で、呪術師も呪詛師が邪魔な世界なんだろうな





『…どっちが居なくなっても地球は生き続けるのに何がしたいのかわからない。何が正しくて何が悪いのとか俺にはわからない。』





悟「…そうだね〜」





皆が “ 正しい ” って言うものに理解ができない





皆が “ 悪い ” って言うものに理解ができない





どうして悪いの?どうして正しいの?





ダメ?どうして?何がダメなの?





良い?どうして?なんでこれは良いの?





狗巻くんに「ダメ」って言われて倒した呪霊も、試験の為に倒した呪霊も





呪詛師も呪術師も一般人も皆、普通の人間なのにな…





そして皆、いつか死ぬのにな…

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